三井化学、3Dプリンターを活用した歯科材料事業を拡充 2020/11/17 15:33

 

3Dプリンターを活用した歯科材料事業を拡充

~クラウドベースのデザインプラットフォームサービスの日本販売開始と3Dプリンター用レジンインクのラインナップ拡大~

三井化学株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修)のグループ会社であるクルツァージャパン株式会社(所在:東京都文京区)(*)は、11月より歯科用3Dプリンターで作製するデンチャー(入れ歯)をデザインするクラウドデザインプラットフォームサービス(DENTCA,Inc.(所在:米国カリフォルニア州)(*)製)の提供を、日本で開始しました。また10月から、三井化学の高分子、合成技術を活かした3Dプリンター用ソフトスプリント向けの新しいレジンインクを販売しています。

■クラウドベースの3Dプリンター用デザインプラットフォームサービスの販売開始

歯科治療分野では、3Dプリンターを活用することでデジタル化を推進できます。DENTCAにてこれまで米国を中心に展開していた、歯科用3Dプリンター向けクラウドベースのデザインプラットフォームサービスを、日本ではクルツァージャパンが、11月より販売開始しました。従来は歯科技工士が歯の排列や歯肉のデザインを、模型を使って手で行っていましたが、本サービスでは、クラウドベースのソフトウェア上で全てデザインできるようになります。デザインを基に、薬事認証を取得した歯と歯肉造形用の3Dプリンター用レジンインクを用いて3Dプリンターで造形することによって、デンチャーが作製されます。

これにより、これまで歯科技工士が長時間かけて作成していたデンチャーを従来の作業時間の1/10程度の短時間で作製できるようになり、生産性の向上が図られるとともに、熟練した歯科技工士の人手不足解消にも貢献できます。一方、患者にとっては、デンチャー作製のために最低5回は通院が必要ですが、これを3回程度まで減らすことが可能になり、介護現場などでの患者負担の大きな軽減も期待できます。

参考画像
添付リリース

*三井化学グループ会社概要

 

◆DENTCA, Inc.
2009 年設立。CAD/CAM システムを用いたデンチャーの開発・製造・販売
◆Kulzer GmbH
1934 年設立。歯科材料、歯科用機器の開発・製造・販売およびデジタル 3D 加工サービスを提供
◆クルツァージャパン株式会社
Kulzer の日本法人
◆クルツァージャパン株式会社
2016 年設立。AI システムのオーダー開発、汎用 AI の研究開発


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(加藤の一言)

三井化学はDENTCA, Inc.、Kulzer GmbH、クルツァージャパン株式会社、クルツァージャパン株式会社の4社を子会社化して、日本の歯科技工界に参入してきたが、その本気度が窺える。

三井化学は日本国内で、DENTCAシステムを使用しCAD/CAMシステムにおける3Dプリンターデンチャーの開発・製造・販売を行うようだが、いまあるその問題点に気付いているのだろうか。

 

厚労省が歯科技工士減少問題解消の一環で企業を誘導しているのなら、デジタルという方向性は間違ってはいないが、このままなら国民が幸せになるとは限らない。