乳癌と猫とポンコツ家族

乳癌と猫とポンコツ家族

自閉症の息子、認知症の母を介護しています。
乳癌サバイバーの奮闘記


要介護3の母と、自閉症の息子と暮らしているシングルマザーのままんです。

今日は、ちょっと胸がギュッと痛くなったけれど同時に「家族っていいな」と思った出来事を書こうと思います。


ある日のこと。

母が、うっかり補聴器をお風呂場に置いたままにしてしまいましたガーン


そのあと、息子がお風呂に入っていって…
そこで事件(?)は起こりました。

息子いわく、

「ゴキブリがいる!と思って、水かけた…」とのこと。


……それ、補聴器ーーーー!!!!

補聴器って高いじゃないですか。
思わず、声が震えてしまって。

「うそでしょ?有り得ないでしょ…!不安不安

って、きつい口調で言ってしまいました。

繊細で、心優しい息子。


私の顔色が変わったのを見て、びっくりしたみたいで「ごめんなさい!ごめんなさい!」

と何度も謝ってきました。


そこで終わればよかったんですが……
息子の口から次に出てきた言葉が


「ぼく、生まれてきてごめんなさい…」でした。


その瞬間、私の中で何かがバキッと音を立てて折れた気がしました。

「待って。」

思わず、涙があふれてきて。


「生まれてきたらダメな命なんて、ひとつもないんだよ。あなたは大切な、私の息子なんだよ。補聴器なんか、また買えばいい。

命は買えないの。
あなたの代わりはいないの。

そんなこと、もう二度と言わないで。」


涙ぐみながら、そう伝えましたえーんえーん


ちょうどそのとき、ディサービスから母が帰ってきました。

息子はすぐに駆け寄って

「おばあちゃんの補聴器に、水かけてしまってごめんなさい…」

と、しょんぼりしながら謝りました。


すると母は、いつもの関西弁でニコッとして、

「そんなん、かまへんのやで〜。大丈夫、大丈夫。壊れてないから。心配せんとき。」

と、まるごと包み込むように息子を慰めてくれましたニコニコ


高い補聴器に水をかけられて、本当なら一番ショックを受けてもおかしくないはずの母が、「かまへんのやで〜」と笑ってくれる爆笑


生まれてきてごめんなさい、なんて言う息子に
あなたは、かけがえのない命なんだよ」と伝える私ニコニコ


ドタバタの毎日だけど、こうやって支え合える家族でいられることが、何よりの宝物なんだなぁと思いましたおねがい