タイトルにひねりもくそもないが、そんなことは気にせずに始めることにする。
安心と安定の説明から入るスタイルだけど、そんなことは気にせずに始めることにする。
・・・いい加減、この形式止めた方がいい気もするけど、そんなことはry
閑話休題。
形式としては、
①もようがえ全体の総評
②家具にまつわるエピソード
③私の独断による批評
④項目別評価表
といった具合にしていこうかと思います。
分かりやすく、かつ家具の魅力が伝わりやすいように書けているといいけれど。
ちなみに、評価表の内訳はこんな感じ。
設置しやすさ 大きさ、高さなどの様々な要因から導き出される置きやすさのこと。
これが高いほど、使用頻度も高く、多分、数もたくさん欲しくなってくるやつ。
適応力 そのグッズを他のもようがえの中に置いたときに、そこに馴染むかどうかの指標。
これが高いほど、調整素としての要素が大きいので、もようがえの後半でお世話になる。
デザイン性 グッズ単体で見たときのクオリティ、趣向をこらしたギミックなどがこれに入る。
これが高いほど、基本的に優秀な家具であり、設置のしやすさ、適応力も高くなる。
万人受け、という観点から見ると、ディズニーシリーズなどのキャラ物グッズは
往々にして、この指標が低くなる傾向がある。
インパクト 文字通り。見た目の奇抜さ、目の引きやすさなどが挙げられる。
テーマに沿ったもようがえになると、軸になるグッズを用意する必要があるので、
これが特に重要になってくる上、ある程度の大きさも必要だったりする。
色合い デザインやディテールを引き立たせる色味の良さや配色がこれに当たる。
落ち着いた色だと適応力、派手な色合いだとインパクトの高さに直結する。
総合評価 上記全てを総括した家具そのものが持つ総合力。
ただし、これが低いからといって悪い家具というわけでは決してない。
例えば、床に敷くタイルなんかは、インパクトや色合いのへったくれもないが、
これがないと空中エリアは作れないので、あくまでも評価要素の平均+αというだけ。
前置きが長くなりましたが、お待たせしました。
ここからが、本編になります(笑)
今回作った箱庭はこちら。
写真を分割で撮影しているので、見切れている部分がないように撮影したものの、
少々見にくくなってしまったのはご愛嬌ということで。
まあ、これでもおおよその全体像は伝わることであろう。
今まで、使う使う詐欺をしていたニゲラの小川を、ついに我がプラザにおいても実装。
ただ、このグッズには問題があり、直線の小川だけで構成されているため、
曲げることができないのである。
しか~し、そんなことで設置を諦めていては帝王の名が廃る。
てなわけで、曲げた(笑)
川を分岐したり直角に曲げたりと好き放題構想を練り、
ああでもないこうでもない、と四苦八苦した結果、
自分でも驚くレベルの違和感の無さと完成度を実現した。
今まで数多くのもようがえ制作に携わってきた某さんには、
どこが接合部分かすぐに分かることであろうが、
これは少しくらい自画自賛してもいいんじゃなかろうか。
大物家具を左右に配置することで視覚的なバランスをとり、
逆に真ん中の部分には必要以上に物を置かないことで空間的な広さを持たせた・・・つもり。
実際にそうなっているのかは別として、真ん中の部分にはこれ以上物を置くと狭苦しく感じた。
では、使用家具の紹介。
※正確には家具ではなく、グッズなのですが、
グッズよりも家具の方が字面がいいため、基本的な言葉は家具を採用。
でも、その場のニュアンスで適宜変える可能性あり。
紹介No.1 人魚がいそうな入り江
「ハイスペースハイリターン」
《概要》
これまで、何度も使おうとはしたものの、大きさと高さに阻まれて使用を断念。
結果的に寄付されてから約10ヶ月もの間、もようがえリストに引き籠もっていた大物家具。
これが入手できるライチのグッドファーマーフェスタは色々と物議を醸したイベントであったが、
デザイン性だけは一級品のアイテムが多いので、完全に批判しきれないのが悩ましいところ。
ともあれ、まさか箱庭の端に配置するとは夢にも思わなかったあの頃が懐かしい。
《解説》
グッズとしての分類が雑貨であるにも関わらず、置くために30マス必要な上、
おそらくは全グッズ中トップクラスの高さを誇る屈指の大型雑貨である。
もようがえをする上で、家具の大きさによって生じる視覚的デッドスペースは
なるべく少ない方が広さを演出できる上に、スッキリとまとまって見えるので、
サザンもようがえ主義に真っ向から対立してくる強敵でもある。
しかし、強敵であるが故に、仲間として使用したときの恩恵はやはり大きく、
使い方を間違わなければ、落ち着いた色合いや優れたデザインを十全に発揮してくれるので
どういう目的で配置するかが重要になってくる。
今回の場合は、ニゲラの小川を採用するに当たって、
左右に水系の大型家具を配置することを最初から決めていたため、
お花がいっぱいのウォータールームと共に面接なしで裏口入社が決まっていた。
《項目別評価表》
【設置しやすさ ☆】
視覚的デッドスペースがあまりにも大きいため、設置場所が限られてくる上に、
設置するのに30マス必要なことを考えると、お世辞にも設置しやすいとはいえない。
というか、他の追随を許さないレベルで設置しにくい。
【適応力 ★☆】
設置しやすさに続いて、こちらも低評価。厳密には、デザイン的な適応力は高いものの、
それを阻害して有り余る大きさが足を引っ張る。やっぱり、バランスって大事。
【デザイン性 ★★★★★】
こちらに至っては文句なし。デザインした人のセンスの良さが窺える。
滝周辺の地面に草を生やしていることで、水源アイテムとしての使いやすさが増しており、
様々な模様替えを展開していくことができる珠玉の逸品。
【インパクト ★★★★☆】
そのものの大きさ、そして左右にせり出した樹木によってインパクトも抜群。
インパクトそのもので見ると、滝が細いのがマイナスなれど、
そのおかげで過度に主張しすぎないことから、周囲との調和が取りやすいのが利点でもある。
【色合い ★★★★☆】
少し暗色系の色が背景に溶け込みやすいため、そういう意味では設置しやすい。
背景面に近い部分が暗色、内側にいくにつれて明色になっていくのはポイント高い。
このパターンは、もようがえのメリハリを生んでくれる要素であり、
本来、これは1つの「もようがえ」の中で、複数のグッズを設置して構成する要素のため、
1つの「グッズ」でこれが成立しているのは個人的に凄いと思う。
【総合評価 ★★★★】
圧倒的な大きさが足を引っ張るものの、やはり大物家具ならではのロマンがある。
というか、置けた際には、いい意味での景観的な破壊力が凄まじいので、
総合評価は必然的に高くなってくる。
スペースと視覚的バランスを保つことのできる自信がないと扱えないため、
今までリストの肥料になってきたが、思い切って引っ張り出して正解だったと思う。
紹介No.2 お花がいっぱいのウォータールーム
「女性に例えると、おしとやか系ギャル」
《概要》
上記の入り江と共に裏口入社を果たした水系大物家具2号。
装飾は主張が強いはっきりとした色合いながらも、緑と黒の割合が多いおかげで
キツい印象を与えることなくメインを飾れる主役系グッズ。
このシリーズの家具は、全体を通して派手な印象が強かったが、
ウォータールームと銘打っているだけあって、床部分の水色が目を引くものの、
涼しげな印象を与えることを忘れない気遣いができる家具でもある。
《解説》
今回は川の真ん中に立つ東屋をイメージし、道の終着点にすることで、
もようがえ全体の華やかさを演出したMVP。
派手な装飾を纏っている割には、キツい印象を与えず、
地面に半ば埋まっているように見える床面のおかげで、
水の水源、中継点、終着点をそつなくこなせる。
余談ではあるが、上記の「主役になれるけど主張しすぎない」というのは、
私がライフのもようがえにおいて、かなり重要視している部分で、
主張しすぎるじゃじゃ馬がいるだけで、そのための調整に追われることになるどころか、
周囲に配置された家具の魅力すらも減殺させかねないので、
人にしろ家具にしろ、周囲との協調性ってやっぱり大事だと思う。
《項目別評価表》
【設置しやすさ ★★】
4×4=16マスという中々の大きさに加えて、高さもそれなりにあるのだが、
床面が正四角形なおかげで、スペースの配分がしやすい。
また、装飾に当たり判定がなく、すぐ横に物を設置できることや、
四方のどこからでも出入りできるという大物家具には珍しい利点もある。
【適応力 ★★☆】
柱に吊られた花瓶や、花だけでなく葉っぱの装飾もあるところを見ると、
適応しやすいポイントは揃っているが、この要素単体だけだと如何せん花が目立ちすぎる。
主役系グッズの宿命でもあるのだが、適応力はやや低め。
それでも、大きさから考えると、十分な水準である。
【デザイン性 ★★★★★】
文句なしの最高評価。
この家具の肝は、床部分に渡された黒の補強棒にある。
これによって、黒の割合が増しており、
最低限必要であるシックな印象を残すと共に、立体的な奥行きも与えている。
たかが棒だと思って、甘く見てはいけない。
また、上部に装飾が多く、下部には少ないことも、
スッキリとした要因の1つな気がする。
【インパクト ★★★★】
ほっといても目立つ大きさではあるが、やはり、ビビッドカラーの花の装飾が目を引く。
植物系と水系という2つのメジャー要素の組み合わせであることも、
視線を集めることに一役買っているように思う。
一線級の主役系家具でありながら、周囲と調和しながら目立ちすぎないという、
絶妙なバランスを吹き込んだデザイナーさんは神ってる。
【色合い ★★★★☆】
最高評価にしようか本気で悩んだ。
しなかった理由としては、向こう側が見通せるデザインのため、
置いたときの印象が周囲の色に左右されやすいことが挙げられる。
天井部分に暗色系の緑色を使用することで、
家具全体が主張しすぎず、下部の黒とも自然にマッチしている気がする。
特筆すべきは緑と黒の暗色が背景と馴染みやすいことで、
床面の水色と装飾の花の明色を際立たせていること。
これによって、目立つ部分をしっかり前面に押し出して、
視覚的なメリハリを生み出しているのが素晴らしい。
【総合評価 ★★★★】
植物系の装飾があるものの、庭やプラザの草地の緑とは相性が悪く、
そのまま置くと立体感が薄くなってしまう。
邪道かもしれないが、天井部分にある謎の壺に着目し、
レンガブロックなどで造った遺跡風の建造物の上に設置してみるのも面白いかもしれない。
最初からそれを狙ってデザインされていたとしたら、やっぱりデザイナーさんが神ってる。
紹介No.3 ホスタのガーデンアーチ
「置いとくだけで仕事する」
《概要》
アーチ界隈では「仕事人」の異名を取っていること請け合いのデキるアーチであり、
自身の縁の下周囲を引き立てまくるという縁の下系家具の鑑だったりする。
比類なき設置しやすさ、適応力に加えて、優れたデザイン性も持ち合わせており、
どんな場所にでも設置しても違和感を与えない生粋のオールラウンダー。
家具としてはあまりにも恵まれたステータスのせいで、
他の家具から若干羨ましがられてたりするかもしれない。
《解説》
華美になりすぎないという利点もさることながら、薄い紫のホスタがあしらわれていることで、
地味すぎる一歩手前できっちり踏みとどまれるグッズとしての根性までも併せ持つという
今時のアーチにしては中々に骨のあるアーチだったりする。
余談だが、アーチ系のグッズは、場所の線引きをする上で重宝するが、
ものによっては視覚的デッドスペースが大きかったり、
色合いによる用途の限定などがあったりするので、
置く優先度は高いものの、扱いづらい部類に入る。
《項目別評価表》
【設置しやすさ ★★★★★】
落ち着いた色合い、高すぎない、ある程度向こう側が見える、必要最低限の装飾、
くぐれるというアーチの機能が成立する最小のスペースという、
設置しやすさの大原則を取り揃えた優等生。
まさに、シンプル・イズ・ベストを体現している家具。
【適応力 ★★★★★】
上に続いてこちらも最高評価。
おそらく、私が今まで扱ってきた全家具中でトップクラスの適応力を誇り、
どんな場所に置いても、ここまで腐らない家具は珍しい。
圧倒的に家具に関する説明が少ないが、それは最早説明する必要性を感じないからである。
(手抜きをしていないとは言っていない)
【デザイン性 ★★★★☆】
つたが絡まっているデザインのおかげで、人工物感が薄くなり、ナチュラル感が増している。
ライフの家具では、ナチュラル感の指数が高ければ高いほど、
適応力も高くなる傾向があるため、上記の★5つは妥当なところであろう。
とはいえ、アーチというのは人間が作り出した物であり、最低限の人工物感は欲しいのだが、
これが前面に出すぎると周囲の物(主に植物)と馴染まなくなってしまう。
そこの辺りのバランスを上手いこと取ってくれるこのアーチには当分頭が上がらない。
【インパクト】
【色合い】
【総合評価】
紹介No.4 ニゲラの小川
《概要》
川タイルが存在するにも関わらず登場した装飾付きのオシャンティーな小川。
設置スペースと同族だけでは曲がることができないハンデと引き換えに、
数種類の色合いを持つニゲラの装飾、通常の川タイルにはない「流れている演出」によって、
誰でも庭の端に川を流せるという圧倒的なアドバンテージを獲得せしめた
デザイナーさんに優遇された小川でもある。
《解説》
ノーマル川族とオシャンティー川族の間には、
「繋ぎ目の違和感」という名の埋まらない溝があった。
しかし、最近登場したアイテム「石」と縁用ストーンなどの目立たない石族が
水流で身が削れるのも厭わずに間を取り持ったところ、瞬く間に溝が埋まり、
あたかも初めから繋がっていたかのように1本の川となって流れる姿が
各々の末代まで語り継がれたかは知ったこっちゃないが、
この組み合わせは自分でも神がかっていたと思う。
この組み合わせを最初から想定していたとしたら、やっぱりデザイナーさんがry
《項目別評価表》
【設置しやすさ】
【適応力】
【デザイン性】
【インパクト】
【色合い】
【総合評価】
紹介No.5 キノコシリーズ
「みんなで置かれれば怖くない」
《概要》
数が揃うと、合体はしないが同族の統一感でキノコの持つかわいい要素を
十全に発揮する文殊系(または、ド○クエのスライム系)グッズ。
数を揃えてもキノコが発する特有の気持ち悪さを一切感じさせないデザインのため、
単体で置いても景色に溶け込めるナチュラリストだったりする。
背景さえどうにか出来れば、悠久の時間を演出することも夢ではないが、
プラザには背景が寄付できないのが残念なところである。
《解説》
単体での評価はやや低めだが、傘が明色系のおかげでどんな場所にも生やすことができ、
植物系のグッズにしては珍しく、人工物系の床にも馴染みやすい。
通常、花や木などのグッズは、何も考えずにタイルなどの上に生やしてしまうと
植物が無理矢理植えられているように見えることから、人間の闇が感じられてしまうのだが、
対象がキノコにすり替わっただけで生命力の強さを感じることが出来る。
しかし、土地を人間が開拓していることに変わりはないので、
植物の目線からすると、やはり人間の闇は深いのかもしれない。
何が言いたいのかって、自然を大事にすることと、
物を置くときに違和感がないかを見極めるセンスって大事だと思う。
《項目別評価表》
【設置しやすさ ★★】
【適応力 ★★☆】
【デザイン性 ★★★】
【インパクト ★★★】
【色合い ★★★★】
【総合評価 ★★☆】