(カエンボク・火焔木。散歩道にて)


かつて
沖縄をとおく離れ

海外で移民として
暮らす人々のなぐさめの
ひとつに


故郷の歌と踊り、芝居が
あったと聞く


沖縄の歌(琉歌)には
ふるさとのことばの
味わいが残る


移民先では、沖縄芝居(劇団)の
慰問公演などが
行われたという


大正・昭和に活躍した
郷土の名優・伊良波尹吉
(いらは・いんきち)は


数々の歌劇や舞踊を創作し
編曲なども行った


移民先のひとつ
南洋群島への慰問公演で
創作された「南洋浜千鳥節」は

抒情あふれる曲

古くから伝わる
沖縄の民謡「浜千鳥節」を
アレンジしたものだが


哀愁深い旋律で
私は「南洋浜千鳥節」の
ほうが好きである

尹吉は、この南洋公演で
嫡男(長男)を亡くし
この曲・舞を創作したと
最近、新聞の寄稿欄で知った



琉球舞踊の中の
雑踊り(ぞーうどぅい)に
区分され、「浜千鳥節」に
振り付けされた「浜千鳥」という
踊りは



紺地の絣(かすり)を
沖縄独特のウシンチーに
着付けする


ウシンチーとは
帯を結ばず
着物の前をお腹のあたりで
下帯に挟み込む着付けのこと

琉髪に銀のジーファー(簪)を
さす
(振り付け者は不明)

(『琉球舞踊』沖縄県発行より、舞踊「浜千鳥」)


「南洋浜千鳥節」に
振り付けされた尹吉の踊りは
洋風?の衣装で踊る

身体を後ろにそらす
振りつけなどがあり
従来の琉球舞踊にはない
斬新さがある

試しに、後ろにそらす所作を
してみると

"無"になる心地がする

この振り付けにも、
尹吉の、悲しみを解き放つ思いが
こめられているのだろうか


歌詞(琉歌)は、旅愁がテーマ

夜の浜辺で鳴く千鳥の風情に
慰められる様を描く


琉球において、千鳥は
チヂュヤーの愛称で親しまれ


琉球文学(琉歌、古謡等)には
千鳥が数多く詠まれている


なお、沖縄からの
南洋移民は大正時代に始まり
劇団慰問公演は
昭和5年ぐらいから
始まっているようである


今日は
アカペラで「南洋浜千鳥節」
1番を歌ってみますね

60秒に収めるために
多少、歌を調整しています


お時間のある方に
聞いていただけたら
嬉しいです


自己流ですが

この歌の味わいが少しでも
伝わるといいなあと
思います
(呼吸音が残り、すみません)

歌詞(琉歌)は、8.8.8.6語で
詠まれます
(歌詞は、浜千鳥節と同じです)


1番の歌意は

旅の途次、浜辺で宿をとり
草の葉を枕に、眠る
寝ても忘れられないのは
父母のそばで暮らした日々である
ああ、浜辺では
千鳥がチュイチュイと
鳴いている






(八重のハイビスカス、庭にて)


皆さま、こんにちは。
前回のブログでは

たくさんのコメントや
イイネをいただき
とても嬉しかったです。
有り難うございました。

マリン(マーリン)は
すっかり我が家の暮らしに
慣れました。



点鼻薬がまだうまく
させないでいますが

症状も若干、落ち着いた
ように見えます。
ご心配、有り難うございました。




まだまだ、あれこれグッズが
足りていませんが

お気に入りの場所を
見つけて過ごしてくれています。




湯船シーンを
覗きに来ます(笑)

水がチャプチャプ動くので
興味しんしん。


首に飛びつき抱っこ、が
大好きです。

診察待ちの車内でも(笑)



去勢手術は今月末の予定。


最初の病院は、お爺さん先生
もう去勢手術をされていないとの
こと。

病院を変更しました。


獣医さんによれば

三毛でなく、ミックスとのこと。

種別名には
ジャパニーズ・ミックスと
表記されています。


こちらは、梅雨に入りました。

最近、疲れが溜まっているのか
ブログをまとめきれず
ご訪問も遅れ気味で
申し訳ありませんでした。

やっとアップできそうで
ホッとしています。

最初の花木画像は、カエンボク。
ケニア在住のブロ友さんも
アップしておられて

アフリカ原産の植物の伝播に
感慨を覚えました。

最後の写真は、野生種?の
グラジオラスです。


沖縄は、コロナ以外にも
問題が山積。

今日は、日本復帰49年目の日。

今日も元気な一日に
なりますように。