お久しぶりです。
あけましておめでとうございます🎍
今年もスローペースではありますがどうかよろしくお願い申し上げます🙏🏻
こちらは、完全な妄想でリアルとは全く関係のない嵐小説となっております。
BL注意です!
大宮です。苦手な方ご注意下さい。
side
~~O~~
そうして初めて入ったニノの家。
見るもの見るものすべてが新鮮で、思わずキョロキョロと失礼にも見回してしまう。
想像通り小綺麗な、それでも生活感の残る部屋に不謹慎にもドキドキした。
ニノに言われるまま冷蔵庫からペットボトルに入った水を取りソファに座っていたニノに渡すとそれを開けてゴクゴクと飲んだ。
俺も水をもらってどこに座ればいいかわからなかったからとりあえずニノの隣に座って落ち着くために水を一口飲んだ。
そうして、一息ついた時、隣に座っていたニノが、俺の肩にもたれかかってきて、
一瞬にして俺の体が固まる。
タクシーとここでは同じ行為でも訳が違う。
「ニノ?大丈夫そうなら、俺、そろそろ、、、」
まずい、俺の気分的にじっとしていらない。
そう声をかけて立ち上がろうとしたのに俺の肩にニノの腕が回って押さえられた。
「なんで、そんなにすぐに帰ろうとするんですか?」
なんでって、、、ニノは分からないのか?
好きだって言ったのに伝わってないのか?
だけど、直接的にまた言うのも憚られて、
俺の口からは言葉にならない戸惑いの声しか出ない。
本格的に肩を掴まれて、ニノが俺を見てる。
それでも、こんなところで二人きりでこの距離感でニノの事を見れなくて俺の視線は泳いでしまう。
何も考えず、本能的に動いてしまいそうな自分を抑えつけることしか出来ない。
「大野さん、俺のこと本当に好きですか?」
突然それを言われて、びっくりした。
このタイミングでそれを言うかと、
今、聞いてどうするんだよって思って、そんな分かりきった事より、ニノの匂いがする部屋で少し肌が赤らんで上気しているニノを目の前にして俺はそれどころじゃなかった。
邪念を振り払って、何か別の事を考え無いとって焦っていたけど、、
「それとももう、好きじゃなくなったんですか?」
そう、気付かないくらいの少しの震えをもった声が聞こえてハッとなり、様子がおかしかったニノに俺はやっと目を向けた。
「ニノ?、、、どうしたの?」
そうして視界に映ったニノの目が潤んでいてそこには今にも溢れ落ちそうな涙が溜まっていた。