warau

日本のお笑いブームにメスを入れる。


「院長、救急の患者が到着しました!」
「分かった、私が・・・SHIT!」 (白衣を着ようとして手が裾に引っかかった)
「執刀しよう」
「メス!」 「はいっ!」
「汗」 「はいっ!」
「8×4(制汗スプレー)」 「はいっ?」


そう、メスを入れるのだ、日本のお笑いに。まず、自分の笑いを執刀したほうが良さそうだが・・・。


先日、友達の勧めで、はねるのトびらを見た。
確かに、笑える。ただ、疑問も残った。


これは、日本全般に言えることだが、「格好」「仕草」での「笑い」を取ることが多く、

ユーモアが軽視されている気がしてならない。


ユーモアとは、会話を円滑にするための潤滑剤として用いられるジョークや洒落、機知、冗談、駄洒落、法螺など、それ自体はほとんど意味のない言葉のお遊びらしい。※引用


とすると、お笑いとユーモアの違いは?


引用から勝手に定義すると、お笑いの目的は「笑う」で、ユーモアの目的は「会話する」

勝手に解釈すると、お笑いは作られたモノ、ユーモアは即興で作るモノ。


では、軽視されたユーモアは何処に?・・・いた、いた。丸の内周辺に。
日本の元祖ユーモアで賞は、なんと言っても「親父ギャグ」だ。
「親父ギャグ」の原点は、言葉遊び、つまりユーモアである。


ただ現在の問題は・・・非常につまらない(非情)。会話を円滑に・・・という目的が一切、達成されない。

それどころか、こんな冷蔵庫があれば良いのにといった「瞬間」冷凍、フリーズ状態を引き起こす。

その凍った瞬間を、若い姉ちゃん、兄ちゃんに砕かれ、そのまま戦意喪失。


こうは考えられないだろうか。

戦うサラリーマンが戦意喪失(ツマラナイ)したから、ユーモアは日本で淘汰されつつある。

そして、ユーモアを会話に織り交ぜることが減り、プロに笑いを求めるようになった。


さらに、TV番組になるということで、「会話」が無視され「笑う」という事自体が目的になった。


なんで、TVを見るの? 面白いから。

そうか?「笑いを求めてる」からじゃないのか?


会話を「笑い」でアート(装飾)する。そんなウィット(機知)にぶっ飛んだ会話が、日本から消えてしまいそう・・・
戦えサラリーマン、日本に笑みをカムバック!まあ、聞き手のレベルも大切なんだがねぇ。


※自分に訴えているのではない。とも言い切れないかもしれない。戯言なんで・・・