仕事中に携帯が鳴った。

ツルルル(家電かって話だが・・・)

大学の卒業式を終えたばかりのハッピーな友人からの突然の電話。
俺も2年も遅れての卒業だったし、コイツは3年も多く勉強して、
嬉しさのあまり電話してきたのかと思いつつも、
受話器を取る(携帯だろって話だが・・・)

「うぃ~す、おめでと」溢れんばかりの笑顔でこう言うと、
「トラックと事故った!車の半分がペシャンコ・・・逃げた、大丈夫かな?」
「・・・はぁ_?」というか、どんな質問だ・・・知るか。まるで、逃げた事のある人にアドバイスを受けているみたいじゃないか!まあ、状況を聞くと大丈夫そうなので、
「ってか、車は?どんなん?」身体の心配よりもなぜか車の心配をする。
「多分、廃車・・・」は・い・しゃ・は・い・しゃ、頭のなかでコダマする、
そう、これ即ちエコー ロジッ!ってな冗談は今思いついたのだが・・・

その車(シルビア)は昔、あたしゃが乗っていた車だった。
大学時代の思い出が、詰まったMY娘が「この世を去る」という訃報だった。

卒業式の日に、廃車ってば、結婚式の日にED(インPO)だと宣告されたようなものだ!(意味不明)

すでに自分の手から離れた娘でも、育てた記憶、思い出が・・・
そんな思いを込めて、生前の写真を引っ張り出して、エコアートを作成
(所要時間 5分・・・思いのわりには早かったりして)

しかし、葬式ネタの次の日に本当に、追悼式が待っているとは。

上を向いて走ろう・・・事故には気をつけながら。

さよなら、MY GIRL!!