翌日仕事だしね。
福井の最終日は、帰りしなに1館寄るだけの予定でしたが。
チラシで未見の情報を知る。
 
富山市郷土博物館にて、 特別展「幕末動乱と富山藩」。
富山かー、帰り道ではあるんだけど金沢からバスで上越の予定なんだよなぁ。
どうしよっかなぁ、図録は、…あ、ある。
行かなきゃ。
 
金沢のホテルとバスを急遽キャンセルして富山泊。
キャンセル代が少々痛いが、今更である。
そういえば期せずして初富山だな。
全県制覇まで、後6県になりました。
 
いきなり行きましたけどね、意外なくらい良い展覧会でした。
展示と解説の量もちょうど良い。
解説の文字も読みやすいし、置いてある位置も良い。
正直ね、通常の特別展は量が多いと思ってます。
多いと嬉しいんだけどさ、平均的に人の集中力って1時間半から2時間って持たないでしょ?
どこでもそう、展覧会の最後の方ってみんなペース早くなるじゃない。
かと言って企画展レベルだと量もチョイスも説明も物足りない。
このバランスがメチャクチャ好みで。
展示品のチョイスもわかりやすいものが多くてとても良いです。
 
図録の購入は勿論ですが。
この展示の仕方だったら常設展の図録買っても良かったかもしれない。
 
惜しむらくは環境ですか。
お城の中なので、通常の観光客が素通りしています。
お願い、見て!とっても良い展示なの!
通り過ぎる人達に縋りつきたくなりました。
 
後、ちょっとカルチャーショックなんですが。
開館時間に行ったのね、そしたら並んでいる人「時間ないからスタンプだけ押したい!」って入館料も払わずに入っていくのよ。
それも何人も。
中見ないのは1万歩くらい譲って良いよ、入館料払わないのは絶対ダメ。
自分の趣味に敬意をもって投資するのは基本中の基本だよ。
お城好きなの?スタンプ集めてるだけなの?
明らかに後者でしょうけど、あのスタンプってみんな城好きな人が集めているのかと思った。
 
 
すぐにお次へ移動、かと思ったら新幹線1時間に1本くらいしかないのね。
開いた時間にしろえび丼。
せっかくだから、なのですが値段に躊躇して20分くらい入るの悩んでた(笑)。
でもとっても美味しかった。
 
さて、移動先は上越妙高駅。
お隣は高田駅。
ということは。
 
そう、北陸旅行最後の展示は上越市歴史博物館で「高田藩と戊辰戦争」!
情報知った時から絶対見たいと思ってました。
私が浮世絵好きだからでしょうか、戊辰戦争と言われて高田藩が思い浮かぶのは結構早いです。
 
念入りにバスを調べた割に、どういう訳か違う方面に向かうバスのよう。
途中で慌てて降りてタクシー捕まえようかと思いましたが、一向に通らず。
小一時間歩いてやっと博物館に着きました。
 
高田藩と言えば神木隊ですが、藩で言えば3つに分かれて行動したようです。
江戸詰めの藩士が神木隊、本藩は恭順、釜子陣屋詰めの藩士が会津藩と合流。
本藩の哀訴諫諍、徳川の存続を哀訴して徳川家には恭順を諫諍する。
神木隊から「姑息だ」って一刀両断にされていて、まあ最もだよなと思いました。
ただ北越戦争に参加した本藩の藩士が、負傷した河井継之助が逃げる様を見ていたのには驚きました。
ホームページに情報なかったですけど、図録もありますよ!
 
結局帰りはタクシーです。
駅から遠いしバスも本数がなく。
実質的に公共機関の選択肢はなさそうです。

 

 
今回の収穫です。
遠出する度に同じようなことをしているので、物凄い勢いで本が積みあがっていきます。
本望ですが。