福井県、お前もか。
 
 
博覧会やってる高知と佐賀、通年でイベントがある鹿児島と山口に行ったので。
大規模なとこは制覇したぜと達成感に浸ったのもつかの間。
幕末明治福井150年博の情報を知る。
やだ、行かなきゃ。
 
折しも福井は国体一色、宿も高いわ取れないわ。
空き時間に只管検索してやっと取れた1万以下の宿。
その分浮かせねばと取った夜行バスは3列なのに変則で1:2の3列。
寝れない、そして台風も来た。
 
中々の悪条件ですが、他に日程作れないから強行突破で。
もう今年は全部書くのは無理だな。
行ったとこだけ、簡単に。
 
着いてすぐに敦賀に向かいました。
敦賀市立博物館で「水戸天狗党敦賀に散る」。
図録と翻刻された資料が売ってます。
伝藤田小四郎の陣羽織、武田耕雲斎の陣羽織と軍扇、処刑の際に髷を切った大ばさみなど遺品も色々。
永原甚七郎の宿陣札とかグッときますね。
遺品もさることなんだけど、辿って来た道の村々の様子がわかるのが興味深いです。
後、捕まってる時に手慰みで紙縒で作った襦袢と茶托。
なんなの、職人が捕まってたの?
 
 
博物館、ヨーロッパ軒のすぐ近くなんです。
名物タレかつ丼。
何年前かな、敦賀行った時食べてるんだけど。
美味しい、でも実感するのは己の老いかな。
次はミニか脂身なしの特製かな。
 
先に福井市以外を済ませてしまいます。
鯖江市まなべの館で、「幕末維新と鯖江藩」。
パネル展示に史料が数点、図録なし、鯖江藩関係の本はありますが。
メインが講演会のまとめなので少々寂しい。
 
150年博の時期は、開館時間延長しているところがあって良いね。
福井市郷土歴史博物館で「皇室と越前松平家の名宝」。
天皇から賜ったものをこんなにたくさん見れるなんで、麝香間祗候として明治天皇に仕えた松平春嶽の福井藩ならでは。
ボンボニエールって好きだなー。
まとめて見てみたいかも。
図録もあるし、過去の展覧会の図録も豊富。

 

 

 

夕飯、越前おろしそば。

さっぱり。

胃が救われます。

 

翌日、福井文書館で「発掘!-明治を拓いた意外な福井藩士たち-」。

ほぼほぼパネル展示であっさり、ただ展示パンフレットくれるから有難いです。
大野規周、福井藩に務めてたことがあるのね。
最近造幣局の展示でみたばかりだから、繋がりが面白いです。
 
これだけだとちょっと物足りないですけど、同じ施設にある福井県立図書館で「春嶽の手紙にみるニックネーム-なまえのヒミツ その2 雅号・戯号-」 が見れるので嬉しいです。
慶喜に天下剛情公、久光に大芋老公などなど。
今じゃただの悪口である、が当時の人は洒落っ気があるのう。
 
メイン!
福井県立歴史博物館で「幕末維新の激動と福井」。
話題の唯一現存する坂本龍馬の花押入りの書簡も見てきました。
伝橋本左内の紋服とか、他にも見どころいっぱい!
あわせて「映像でみる幕末明治福井館」写真展「石に刻まれた福井の幕末明治」も見れたので嬉しいです。
今回史跡巡りは全くなので、いつかちゃんと探しに行きたいですね。
勿論図録あり、ですが橋本左内とか松平春嶽とか由利公正とか。
もうちょっと地方色濃い出版物があれば良かったかな。
 
講演会も聴いてきました、「幕末維新期の政局と福井」。
びっしり講演内容書いたレジュメもらったけど、個人的にはポイントでまとめてある方が好きかな。
後この博物館でおススメは併設のカフェです。
講演会までの時間潰しで入ったんですが、本棚からどことなく歴史の匂い。
博物館併設だからかな、と思ったんですがどうやらオーナーさんが歴史好きみたい。
お店で売ってるコーヒー、橋本左内、松平春嶽、由利公正をイメージした焙煎で作りましたまではわかる。
同じ写真で啓発録の1条から5条まで、後人物紹介で6種類のパッケージから選んでくださいと言われた時には久々にガチな人に会ったなと笑ってしまいました。
お話し楽しかったので、その方が原作書かれている松平春嶽の漫画も購入。
しかもお話しした日が左内先生の160回忌なんですって、ご縁って不思議。
 
福井以外の話は次回に。