仕事も展覧会巡りも終わりません。

 

昨日は5時起きで博物館4館周ってきました。

早くせねば会期が終わってしまう。

18きっぷも残っているし。

 

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開館と同時に行ってきました。

1館目は横浜市立歴史博物館で「戊辰の横浜 名もなき民の慶応四年」。

パネル展示が少々多めで、錦の御旗が印刷で展示されてたのをみてどうしようかと思ったんですけど。

後半滅茶苦茶面白かった。

網島と川崎の農兵隊の成立から解体まで紹介してて。

新選組のふるさと歴史館からも史料借りてて、春日隊との繋がりもあったそうです。

薩摩藩邸焼き討ちの際、網島農兵隊は逃げた薩摩藩士を2名捕縛しているとのことで。

意外にアグレッシブだぜ、農民。

他にも金策にきた偽彰義隊士を撲殺してたり。

 

東海道沿いだからね。

村々の住民は、戊辰戦争の時にも、その後の明治天皇行幸の際も。

ひたすら布団供出させられてました。

可哀想。

 

先日高知の展示で知った坂崎紫瀾。

横浜でその彼の錦切を見るなんて、なんだか不思議な気分です。

 

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そして2館目に移動です。

日本大通り駅直結、日本新聞博物館にて「明治150年特別企画 新聞が伝えた明治――近代日本の記録と記憶」。

戊辰戦争、明治6年の政変、西南戦争、紀尾井坂の変等等々。

明治時代に起きた出来事を報じた新聞を紹介していました。

 

展示は拡大したパネルがほとんどなのですが。

元々が新聞なので、情報量が多い。

内容まで読むのは、興味があるものだけにしました。

 

戊辰戦争関連の記事は、まだ情報の伝達方法もざっくりしていたんでしょうか。

勝ち負け逆になっているような記事もあって。

これが西南戦争ぐらいになると、電報で速報みたいな記事もあって。

戊辰戦争と西南戦争は、当時の関連の新聞記事まとめて読んでみたいなぁ。

そういうまとめた本ありそうだけど。

 

頑張って読んだのは紀尾井坂の変の記事です。

2紙紹介されていました。

結構抒情的なんですねぇ。

これを報じるのは悲しい、って前置きで始まってました。

もう1紙はかなり詳細に報じてました。

右手に斬り付けられて、大声で止めて。

読んでいた書簡をしまってから殺害された。

西郷の手紙を2通持っていて~って。

ただ、解説パネルで襲われた理由が書いてあったんですけど。

それが違ったことまで説明して欲しかったなぁ。

 

結構盲点な博物館だったので。

9月末まで開催されているので、ご興味のある方がいかがでしょうか。