怒涛の2月も終わりかけた頃。
唐突に思いだしました、かすみがうら市歴史博物館に行っていないことに。
わあわあ騒いだら、じゃあ連れて行ってやるかと急遽茨城へ。
滑り込みでみることが出来ました、伊東甲子太郎と幕末の同志。
ここね、何が大変かって。
日本でもトップクラスに交通の便が悪いんでないでしょうか。
最寄りのバス停から徒歩で1時間。
これはアクセスと言えるんだろうか。
車じゃないと絶対に無理、父ちゃんありがとう。
こんな行きづらいのに、展示はかなり充実してました。
鈴木家に伝わる甲子太郎の位牌とか、地元でないと見れないものがありました。
現状2通しか現存していない甲子太郎の自筆の草稿も展示されていたり。
新選組時代の知識しかなかったんですけど。
仕えた本堂家とか、弟子の金澤とか。
地元のゆかりの方々との交流をみると、「伊東甲子太郎」という人の人となりに触れたような気がしました。
残念なのは、展示解説書でしょうか。
元から完売で買えなかったんですけどね。
増刷したものを通販しました。
そう、解説書なんですよ。
図録かと思ってワクワクしましたが、目録が載っているわけでもなく。
写真が載っているわけでもなく。
展示が良かっただけにちょっとショックでした。
もっと値段高くていいから、図録で作って欲しかったです。
どうやら博物館の近くで買った鯉がエラく美味しかったようなので。
また幕末関連の展示があったら、父が連れて行ってくれそうな雰囲気なので嬉しいです。
そして博物館系をもう1つ。
浜松市博物館にて、明治一五〇年記念特別展「遠州報国隊-知られざる幕末尊王志士たち-」。
150年、色々イベントごともあるし、史跡も行きたいんですが。
個人的に、特化するなら展覧会だなと思ってます。
ま、既に遠くて諦めたのもあるんですけど。
土佐は博物館だけ見に行く距離じゃないよね。
堺事件の展覧会、見たかったんですけど。
図録だけ取り寄せました。
充実するのは秋頃かなぁと踏んでいるんですが。
西側はボチボチ出てきている感じがします。
今の時期は18きっぷがあるので、行ける距離であるのは有難いです。
浜松、ちょっと遠いかなってくらいの感覚かな。
始発からだとお昼前には着くので、少しなら史跡巡りも出来そうです。
インフルで講座飛ばした中島登関連の史跡もあるので、周りたい気もするんですが。
ちょい、まだ史跡巡りの気分でなかったのよね。
美味しいものでも食べますか。
浜松餃子の名店、むつぎくさん。
史跡巡りなら、行列に並んでいる暇はないもんね。
こういう気分だから特別。
餃子なんてどこもそう変わりがないものかと思いましたが、とても美味しかったです。
そして目的、浜松市博物館。
こういう地域の幕末史紹介してくれるの一番好きです。
報国隊って言ったら長府の印象でしたが。
浜松にも報国隊があったんですね。
浜松は遠州国学の根付いた地域。
遠州報国隊は、鳥羽伏見の戦いを知った神職の有志によって結成されました。
彼らは江戸城周辺の警備や、上野戦争にも参加しました。
戦争が終結し、隊が解散すると彼らは故郷に戻りますが。
戻った故郷には、駿河70万石に移った徳川慶喜と旧幕臣。
身の危険を感じそのまま東京に戻った隊士もおり、彼らは今の靖国神社となる東京招魂社の創建に尽力し、創建後は神職を勤めました。
いやぁ、史料も多いしわかりやすい。
きちんと図録があるのもポイント高いよ!
今回史跡巡りしなくて良かった。
市内に石碑とか色々あるみたいなんで、次はこの情報を元に報国隊の史跡もプラスして史跡巡りしよう。
せっかくなので、夕飯も食べてから帰りましょうか。
これも初めて知りました、沢庵の入った遠州焼き。
あれね、お好み焼きとかって多分どんぶりに入って混ぜる前に写真撮るべきだわ。
お好み焼きに沢庵、意外でしたが歯ごたえがあって美味しかったです。
また浜松行きたいー。