薩摩編中断して、2016春の関西編。
大阪、京都に次いでかなり回数行った土地ではあるんですけど。
史跡巡りは全くと言っていいほどしたことがなくて。
今回きちんと周るかな、と珍しく真面目に調べて行きました。
ちょっとお天気は心配でしたけど。
晴れてるうちに出来るだけ周ろうと、夜行バスで着いた早朝、荷物を預けたら早々に出発です。
目的地は堺。
ほら、こないだ神戸事件巡ったから、今度堺事件かなと思って。
ちなみに大阪は乗り換えが苦手です。
同じホームから違う路線が出るのって慣れない。
乗り換え失敗して、4回程西九条の駅通過しましたよ。
予定よりだいぶ遅れて、堺到着。
まずは土佐藩士が切腹した妙国寺です。
お寺入ったら拝観受付って書いてあったんで、取りあえず本堂へ。
中では蘇鉄のあるお庭と、堺事件の遺品が置いてある資料室が見られます。
妙国寺、と言えば。
この堺に帰りたいと泣いたこの蘇鉄。
戦国とはいえ、芳年もこの話の絵を描いているから見たかったのよね。
写真撮れないのは驚きましたが。
真偽はともかく、切腹した土佐藩士も見たんだろなと思うと感慨深い。
家康の伊賀越えもこの寺から始まるのね。
一般的な服部半蔵主導の話でない説がお寺に伝わっているそうです。
そして、資料室が。
凄かった。
何の気なしに入ったんですけどね。
ここまであるか。
切腹する予定だった20人の遺髪。
切腹に使用した短刀、三宝。
辞世の句、陣笠等等々。
三宝は血塗れです。
色々見てきたとは思ってますが。
ここまで当時に色濃く思いを馳せられるのは初めてです。
いや、凄い。
ここ、また来たいな。
境内にある慰霊碑です。
土佐藩士だけではなく、フランス将兵も慰霊しています。
切腹した場所に行きたかったんですが。
お寺の方に聞いたところ、蘇鉄があるお庭だから入れないとのこと。
うむ、残念。
そして、何より残念だったのが。
向かいの宝珠院。
お寺にはよくあることで、幼稚園が併設のお寺かと思ったんですが。
違った、幼稚園「に」併設のお寺だった。
なので、GWに開いているはずもなく。
打ちひしがれる門前。
11人もそうなんですが、橋詰愛平のお墓に参らせていただきたかったな。
というわけで、リベンジしたい。
そして歩いて堺港へ。
「土佐十一烈士記念之碑」と「天誅組義士上陸遺蹟碑」。
ここで、堺事件が起きました。
ここから海を望む。
もう一つ、堺事件関連史跡に行ってるんですがね。
後日分なので、また後で。
フランス側の外人墓地にも行ってみたいなぁ。
月1でしか公開していないようなので。
うまく機会があれば良いのですが。