取りあえず館山編ラスト。


ここからは長尾藩ゆかりの地巡り。

事前に調べてきたのはこのルートだったんですけど。

思ったより、博物館で色々見つけたので。

ただ、おかげで電動自転車の残量が残り僅かで。

切れたらアウトだな、電池切れた電動自転車ほど扱いに困るものはない。

重くてまともに漕げないもん。


長尾藩は、藤枝市にあった田中藩が明治元年に転封されて成立しました。

小久保藩と同じで、徳川家達が駿河に領地を拝領した際に移動してきました。

洋画家の藤田嗣治が長尾藩士の子孫って知って、驚きましたよ。


 


 

まず向かったのは、鶴谷八幡宮です。

安房国総社で、やわたんまちという大きなお祭りがあるのは知ってたんですけど。

そうか所縁の地でしたか。


 


 

一番のお目当ては、本堂ではなく。

境内にあるこの碑です。

長尾藩剣術師範小野成文の息子、書家の小野鷲堂の碑です。


 


ただ、流石総社。

本堂の天井が凄い。

一面に龍の彫刻。

 



 

拝殿で使用されている太鼓が、旧長尾藩士が奉納した藩で使用していた刻の太鼓だそうですが。

これかな?

外からだとよくわかりませんな。


 

 


安房高近くの、八幡共同墓地。

墓地区画が分かれてて、旧長尾藩共同墓地として長尾藩士が眠っています。

誰の、というより。

全体的に長尾藩士のお墓に、子孫が新しくお墓を立てているという感じでした。

見渡すと、色が同じな古いお墓が点在しているので。

これ全部が当時の長尾藩関連のお墓なんだろうなと思いました。


マップに載ってた藩士を何人か探してみました。

 


 


日知館観察、雨宮信友。

 


 


長房包満。

 


 


杉山岩蔵。

 


 


池谷信直。

 


 


成瀬藤蔵。


ただ、この共同墓地。

すれ違うお墓参りの人々は、すべて長尾藩ゆかりの方かと思うと。

居た堪れなさが、段違いだ。

 


 


安房高挟んで、稲荷神社。

藩主本多氏の鎮守として、藤枝田中城から遷座してきました。

以前は境内に旧藩士が奉納した大砲があったそうですが、戦時中に供出されてしまいました。

残念。

 


 


今残ってるのは、台座と。


 

 


奉納した時の石碑のみです。



 


稲荷神社の斜め向かいが、藩主邸跡。

碑も何もない、が。

 


 

 


藩庁跡よりは良いかな。

生垣しか見えぬ。


鶴谷八幡宮から、この辺り。

というか、もっと駅の方まで。

結構な部分が、長尾藩の北条陣屋跡です。


関連史跡はもっとあるんですがね。

忍藩士のお墓がある萱野共同墓地も行きたい。

が、実は鶴谷八幡宮終わった頃には、自転車の電池切れてます。

重い重い重いーーーー。

墓地や稲荷は、帰り道だから寄れたのだ。


貸し出し時間はまだあるものの、もう足が無理。

まあ、館山近いからまた来ればいいのだ。

早めに駅まで戻ることにしました。

電動自転車は楽だし、どこまでも行けるんだけど。

大体、半日くらいしか持たないよね。


今回、色々資料も入手したので。

これもとにまた館山行きましょうか。