はじまりは、本当に些細な違和感でした。

それに気づいたのは、ある日の入浴中でした。

体を洗っているとき、ふと肛門のあたりに指が触れ、小さなふくらみがあることに気づいたのです。

触ると、ぷくっとしたやわらかい感触。
痛みはまったくありませんでした。

「なんだろう」

そう思ったものの、強い異常という感じはなく、
そのときは深く気にしませんでした。

だから私は、こう考えました。

「病院に行くほどのことではない」

そもそも肛門の悩みを病院で相談すること自体、
とても恥ずかしいことのように感じていました。

もし診察で患部を見せることになったら――
そう想像するだけで、足が遠のきました。

仕事も忙しく、有給を使って休むとかあまり考えた事などないく、自分で言うのは恥ずかしいですが、根は真面目なタイプだと思います。🤔


気になったのは最初の数日だけ。
痛みがないというだけで、見て見ぬ振りをして放置しました。

やがてその存在にも慣れ、そのうちどうにかすればいいや位の気持ちでした。