たいぶろぐ たいぶろぐ
美人さんですねーー          住宅街に突如現れる・・・
たいぶろぐ たいぶろぐ
この後、しっぽにもあんこを。     次から次へと売れて行きます


三重県、特に伊勢の周辺はたい焼きの潮目と言ってよいでしょう。
津市の「日の出屋」が鯛焼きの発祥であると言う説も有りますし、人口190万人に対して天然物が何と9軒。(他県には1~2軒ある程度です。)
ちなみに全国で一番天然物が多いのは東京都で、把握しているのは23軒ですが、人口は1300万人ですから、三重は日本一の鯛焼き密度の濃い県なのです。

さて、私が伺ったのは名店、日吉屋。
お伊勢参りの前、午前10時頃伺うと、やっておらず・・・
一通りお参りした16時頃再度伺うと、よかった!やってた!
不定休、夏はお休み、電話番号非公開、なので遠方から来た者にとっては非常に不安ですが、ドキドキ感もまた良しです。

住宅を一角が焼き場になっており、ガラス越しにおばちゃんが天然物の型をガラガラいわせているのが見えます。
手元に小さなガラス戸があり、お会計やたい焼きの引き渡しはそこを開け閉めして行われます。

私たちの前に待っている人はいませんでしたが、どうやら注文がたくさん入っているらしく、店の前で待つことに。
私はちょっと待つくらいが一番嬉しいのです。
期待感も高まるし、焼きたてを食べることができるのですから。

焼いている間におばちゃんの話を伺います。
とにかく、鯛焼き愛がすごい!
うちのは他と違う、東京に出張してほしいと言われることも有るが、同じようには焼けないから断っている、とのこと。
「たい焼きの魚拓」の宮嶋康彦さんもお気に入りのお店のようで、よく連絡を頂くそうです。うーん、期待が高まります。

「はい!」
小窓から焼きたて熱々の鯛焼きが手渡されました。
写真を撮るのも忘れてかぶりつきます。
なんと、色気のある鯛焼きでしょう。
皮は表面がパリッと、中はモッチリ。
あんこは甘めですね。味の強い、昔ながらのあんこです。
皮もあんこもみっちりと詰まった感じが肉感的で、癖になりそう。
焼いているところを見ると、銅の部分だけでなく尻尾まで、Tの字にあんこを載せています。だからとにかくあんこが詰まっているのです。

おばちゃん、「うちのは日本一」と豪語するだけありますね!
注文が溜まって30分待ちになってしまい、お母さんに「また今度ね」と言われてしまった子供が「やだー!今日食べたい!絶対食べたい!」と駄々をこねていました。
分かるよ!その気持ち!

住所 三重県伊勢市吹上1-7
TEL  非公開
営業時間は大体昼前~夕方だそうです

たいまっぷ地図
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=214054966012981678162.00044eaa29a9ab521bba0&msa=0&ll=34.489191,136.711705&spn=0.003175,0.00545