カエルちゃん。
カエルパスケースを持ってお出掛け。
「キャラクターはさあ。もっと大事に描いた方がいいと思うよ」
「それより勢いを大切にしているの」
カエルちゃんはカエルが大好きだからカエル模様。
「雨上がったんじゃない?」
「そうかもね」
「明日もいい天気だといいね」
「どんな天気だっていい天気だよ」
「誰と喋っているのカエルちゃん」
「天国のお友達だよ」
end
「お母さんじゃないと思うけどな。声色を覚えていないよ。友達もだけどね」
謎謎ガエルちゃん。
いい葉っぱがあって良かったね。
「僕はお話も丁寧に書くべきだと思うよ!」
いいんです。いい加減で。
「でたらめおばさん、インチキだなあ」
みんなインチキですよ。
とんちんかんなお話になりました。
カエルの肩幅は広いので、深く開いたロンTを着ています。
「僕に似たやつもいっぱいいるけど、僕は僕だけだよ」
「オリジナルロンTですか?」
「ううん。し○むらで、」
「大量生産かしら?」
「130センチのだからそんなに数はないと思うよ」
「130センチもあるんですか?」
「伸びたでしょ」
「伸びすぎです」
そんな巨大カエル見たことがありません。
「巨大な葉っぱでしょ。お気に入り。落ちてた割には綺麗だったの。しょぼくれてない。僕は勝手に人の畑のもの取ったりしないよ」
「カエルなのにしっかりしてるね」
「カエル法律にそういうのあるんだ。多分だけどね。聞いた話だけど」
「学校は?」
「コロナでお休みさ。マスクしてないけどね。カエルはうつらないらしいよ。ラッキーだね」
「そんな事わからないけどね。早く帰りな」
「ふぁ~い」
カエルちゃんは帰ることにしました。
カエルちゃんは途中からカエルくんでもいいなと思っていました。
雨上がりの昼に出会ったカエルのお話でした。終わり。
end