面と向かうと話は進みやすいらしい。
口に出したことで、はっきりと「離婚」へ向かいだす。
こちらの条件は書面にする。
旦那の要望。
現在の生命保険の解約。
すみやかな離婚。
最後には、相変わらずの捨て台詞。
「俺はずっとずっと死にたいくらい我慢してたんだよ。」
旦那は、そんな風に私との思い出を変換してしまった。
不倫した人がよく言う後付けの理由そのものではあるけれど。
いちいち傷つく。
「我慢させてたんだね、本当に気が付かなかったの、ごめんね」
ケビン、(注:本の作者) 私、謝罪の言葉、言えたわ。
まずは相手の怒りを鎮静化、いがみ合ってちゃ話にならないものね。
こちらの言い分を聞き入れてもらために下手に出る。
く、く、くやしくなんか、ないんだからね!
口で言ったことでさえ、相手に気持ちはほとんど伝わらない。
なら言わなければもっと伝わらない。
逆に、気持ちがなくても口にすれば伝わることもある。