色々重なって忙しい日だった。
朝からミスをしないように声を枯らして確認し合い、何人もの人間がバタバタ動く
元々めんどくさがって動かない奴なんて知らない。いちゃもんや文句を言っているが忙しくて無視をしたら余計に眉間に皺を寄せて逆ギレしてたから、視界から抹殺した。

長かった一日が終わって帰ろうとすると、携帯にメールが入っていた。
「待ってるから、待ってて」
更衣室で他の人もいる手前返さずに照明を落とした
無論、一日文句ばかりの奴がまだ文句を言っている。消え失せろ

いつもの公園には先に彼が待っていた。
車に乗るとタバコの匂いが鼻につく
お互いに仕事を労うと直ぐに呼吸を奪われた
舌のざらつきや歯の感覚までわかりきっているのに
足りないとばかりに密着する。上手く呼吸が出来なくて酸欠さえも心地いいくらいに酔いしれる
既に主張しているのを優しく包むと早々と口を離されて密着する
シャツも下着も取られて、隠すものなんてなにもない。
快楽の海に溺れて沈むだけだから

最中も足りないとばかりに唇を求めて、背中に手を回す
足りない、足りない、足りない
何度も、何度も躰を重ねているのに切ないぐらいに相性が良くなった性感帯はまだまだ乾いている

眠れない夜を重ねただけ、愛が育って行く
悲しみの果実はまた育つのだろう

彼女に満足デキナクテ、仕事が終わったら人の目を盗んで私を抱く貴方。モウ戻れない