昔々あるところのある国に王子様とお姫様がいました。
王子様はイケメンでお姫様は美人でした。
王子様はお姫様のことが大好きでお姫様の望むものは何でも与えました。
豪華絢爛なお姫様のドレスは誰もがうっとりします。そう、いつもそばにいる召し使いも。
綺麗な服を着ている王子様の横にはいつも召し使いがいました。
召し使いは正反対の真っ黒な服を着ており、髪も黒いのでその姿はさながら夜のようでした。
王子様が太陽の光なら、召し使いは夜の闇。
二人は全く正反対でした。

今日は星の綺麗な夜です。
みんなが寝静まったお城を音もなく歩く人がいました。
向かったのは王子様の寝室です。
小さくノックをして、部屋に召し使いが入りました。
王子様は召し使いを乱暴にベッドに押し倒すと黒いワンピースを破き、その布で召し使いの手を羽交い締めにしました。
それから朝が来るまで召し使いは王子様と夜を共にしました。
王子様はお姫様の目を盗んで召し使いと関係を持っていました。
黒いワンピースは王子様が乱暴にした時に傷が出来てもいいように着ろと命じられたものです。
夜が明けてくると王子様は自分のクローゼットから新しい黒いワンピースを出すと召し使いに渡しました。
その日の朝も何事もなかったかのように召し使いはお姫様に笑顔で朝食の用意をしました。

悪の王子、姫にしられず召し使いを…