中規模病院に入院し

せん妄なのか認知機能が低下し

寝たきりな母。

 


しかし嚥下と消化器には問題が無い為

食事は出されている。


 『高齢母の脱水④変わってしまった母と冷めた気持ち』『高齢母の脱水③それでもご飯を食べない』兄宅で大分回復し、杖をつきながら歩けるようになった母は自宅に帰った。  『高齢母の脱水②動けなくなった母』前回の続きで…リンクameblo.jp



 

 

お見舞いで病室に行くと

看護師さんが病室でパソコンの記録をしていたので

目の離せない病室(うちの母)で

仕事をしているのだと思った。

 


 

そしてあれほど食べない母が

しきりにお腹が空いたと訴えていた。

 

 

もうー笑い泣きなんなん滝汗

 

 

 

兄から母のお腹空いたコールの訴えは聞いていたので

ジュースとプリンを念のため購入してきた。

 


こんないいやつじゃなくてコンビニの笑




 

数日前、兄がお見舞いに行った時は休日だったため

なにか食べさせて良いかの確認ができる医師がおらず

 


「聞いておく」と看護師さんに言われたそう。

 

 


私がお見舞いに行った日はそれから数日経っていたので

確認もされていると思っていた。

 

 


しかし看護師さんにプリンとジュースを買ってきたので

食べさせて良いか伺ったところ

 

「確認できてないのでダメです」

と言われた。

 

 


真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔

 


 

『確認できてない』とは

看護師さんが医師に確認作業をしていないということなのか

医師が返答をしていないだけなのか

わからなかった。

 

 

 


母はこれだけ頻繁に空腹を訴えているのに。。


 





自分の中でやるせない感情が生まれているのを感じた。

 


しかしここで看護師さんに何か言っても

母が今すぐ食べられるわけではない。

 

 

しかし私の目に映ったのは

母のベットにかけられている「きざみ食」の文字。

 

 

思わず私は

「きざみ食でもプリンもジュースもダメなんだ・・」

と呟いていた。

 

 

 

それから看護師さんの態度がなんというか、

怯んだように見えた。

 

 

申し訳ない。

怖がらせるつもりはなかったが態度に出てしまったかもしれない。

 


そして私から目を逸さなかったので

若干目で応戦しているようにも見えた。

 

 


看護師さんも医師も忙しいよね。

 

心の底から思うのは確か。

 

そして目の前でお腹が空いたと若干駄々をこねる子供のような母。

 

これはもう母の側を説得するしかない。


 




看護師さんが再びパソコンに目を移した際に母に言ってみた。

 

私「看護師さんも先生も忙しいから」と。

 

母は「何でぇ〜」

ととても残念そうに声を出した。

 


母「だって毎朝部屋に来てくれるよ〜」

 

そりゃそうだ。

 

忙しくても一目患者を見るくらいはしてくれるのだろう。

 

そこで私は思いついた。



 



私「じゃあさ、先生が部屋に来た時にプリンやジュース、良いか自分で聞いてみたら?」

 

 

人任せな母が自分の食べたいものを自分で食べて良いか聞くことも

認知機能含めてできるかはわからなかったが

 



『今は何もできない。空腹に耐えるように』

 

と伝えないだけでもマシかと思った。

 



 

すると

シャッッ

 

病室のカーテンが開かれた。

 

看護師さん「確認しておきますね〜」

 

 


急に看護師さんが話しかけてきた。

 

会話を聞いていたのだろうか。

 

そして母の病室でパソコンをカタカタ入力し始めた

 

もしかして今、パソコンに確認の付箋でも貼ろうとしてる?

 

 

いや、確認してなかったんか〜い!!

 


とういことかはパソコンの画面を見ていないのでわからないが

なんらかの対処はしてくれそうでよかった。

 

 


後日、間を置かずに母の病院食の量が増やされたと兄から連絡があった。

 

 




==おまけ==

 

こちらの中規模病院には私の知り合いが医師として働いており

しかも母が入院している診療科だった。

 

世間話として

「ここの科に知り合いの先生が働いてるんだよね」

 

と言わなくてよかった。

 


それこそ脅しと思われたかも。