『青年』小泉純一のブログ

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なんでもない日常を綴ってます。
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こんにちは(^^)

村上龍の『希望の国のエクソダス』を読んだ。読むのに、すごく時間がかかってしまった。経済関係の語句が多くて、なかなか理解も中途半端なまま読み進めていったけれども、それに関係なく読み応えのある小説だったと思う。
というのは、主題がはっきりしているからだろうけど。著者があとがきで述べているように、単純に誰かを期待して書いたものではない気がする。物語の主体が中学生にあるからと言って、中学生に頑張れ!と言っているわけではなく。
書かれたのは結構前だけど、今読んでも面白い。内容は自分には難しくて、その面白さの半分も気づけなかったかもだけど。
考えさせられるところは多かったな。現社会を違った覚悟から見ることや、賛否両論あるけれど、既存の社会構造を疑うことの必要さとか…

しかし、目の前の中学生をみていると、この作品はファンタジーにしか思えない。悲しいけど、ここまで世間を悲観している子たちは少ないかも。

最近、みんながみんな危機感を抱く必要はないのかもと思い始めた。
それこそインテリの仕事なんじゃないかって。
インテリがあーだこーだ言うのを疎ましく思う人が多い。
自分のこと頭が悪いとか思ってるのなら、誰かの考えを素直に受け入れるのも大切なんじゃないかって。
それこそ、僕なんかは知らないことが多いし、集中力もなくてなかなか勉強にも身が入らない。
でも、なるべく誰かの話は聞くようにしたい。最近、そんなことを強く感じる。

さああて、さああて。
こんにちは(^^)

久々の更新なわけです。
観てくれる方いるかな??
まあ、そんなことは気にせず…

最近、読んだ本は…
小池真理子「東京アクアリウム」
東野圭吾「真夏の方程式」
島本理生「真綿荘の住人」
村上春樹「海辺のカフカ」
白石一文「永遠のとなり」
三浦しをん「きみはポラリス」
伊坂幸太郎「砂漠」
中田永一「吉祥寺の朝比奈くん」
窪美澄「ふがいない僕は空を見た」
などなどです。

前回の更新日からだから、まだ、あるかもしれませんがとりあえず。

相変わらず、雑食です。
若手からベテランまで
手当たり次第に読んでます。
最近は滅法、近代文学に触れることはなくなりました。
愛知の作家である新美南吉の記念館に足を運んだくらいでしょうか?

今は何かとつけて集中力が保たない。
読んでも飽きてしまい、結果的に一冊自体は何ヶ月もかかってしまっていて。
まあ、、内容なんてのは読んでれば思い出すのでそこは苦ではないんですけど。
厄介なのは読んでいたことを忘れること(笑)
夏になれば時間取れるので、一気に読みたいですが、今年は例年以上に暑くなるみたいですね…
まあ、暑い中、布団の上でゴロゴロして読むのもまたをかしですね( ´ ▽ ` )ノ
汗だくだくで、たぶん、本のページがふんにゃりとww
そろそろ海外文学にも手を出したい。
いろいろな野望を抱え、夏を迎えようと思います(* ̄∀ ̄)ゞ

久々でしたww



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「悪の教典」の原作を読んで、映画を観ました。
映画だけしか見てない人は、ぜひ原作を読んで欲しい。
そもそも最後の殺戮が起こった理由を映画は描ききれてない気がする。
僕が見落としてだけと言われればそれまでですけど、映画だとただのホラーでしかない。
ハスミンがどういう人か描ききれてない気がする。
と、まあ、そこまでとして。

貴志祐介作品初めて読んだのですが、彼はあれですか、その犯罪の専門家ですか??
それくらい、殺人方法に引き込まれるものがある。
実行したいとは思わないし、すごく手間暇かかるし、めんどくさい思考回路が必要な気がする。
舞台が学校。昔ほど、その安全神話なるものがあるとは思わないけど、おそらくこの人は僕私の味方だろうと疑わないのが学校の先生。
そんな先生がなんで?って思うかもしれないけど、そもそもその考え自体に揺さぶりをかけているのがこの作品。
これだけ多様化してきた社会で何が安全で何が危険かは個人の判断に委ねられ、それは大人だけの作業ではなく、子供にも強いられている。そして、その判断を誤れば、それ相応の仕打ちが用意されている。この生き抜くい社会の縮図を、そのまま映し出している。そもそも学校というのは身近な社会の縮図ではなかったか。

とにかくハスミンという人がいること。その自体が一番の恐怖。それは間違いない…。

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