愛と認識との出発(倉田百三)7かくのごとき 生活の骨子たるものは 哲学ではない。 芸術でもない。 ただ生活の迷信である。 この迷信に支えられてこそ 初めて哲学と芸術とは 価値と権威とを保ち得るのである。 この迷信の肯定さるるところ そこに歓喜があり、悦楽があり 生命の熱と光と力がある。