世界の恋愛詩集48冬の道 流れる霧のあいだから 月があらわれ 悲しげな草地の雪に 悲しげに光をそそぐ。 さびしい冬の夜道を トロイカはひとりいそぐ。 ひとつ調べの鈴の音が 胸に ものうくひびく。 ・・・・・・・・・・ 胸がふさがる ニーナよ あすは いとしいおまえのもとに帰って 暖炉のまえで すべてを忘れて こころゆくまでおまえを見つめよう。 時計の針が 音たかく ときを刻んでゆく下で だれからもわずらわされずに おまえとふたりで夜をすごそう。 プーシキンの詩