河や海が数知れぬ渓流の
注ぐところとなるのは
身を低きに置くからである。
その故に、河や海はもろもろの
渓流に君臨することができる。
同様に、賢者は、人の上に立たんと
欲すれば、人の下に身を置き
人の前に立たんと欲すれば
人の後ろに身を置く。
かくして、賢者は人の
上に立てども、人はその重みを
感じることなく
人の前に立てども、人の心は
傷つくことがない。
老子
どんなに偉くなろうとも
人の上に立つ人は相手を
きちんと理解して相手の心を
傷つけることをしない人でなければ
本当に偉いという人物でありえないと
