世界の恋愛詩集32かえらざる日 わけもなき涙よ 涙よ、われは ある聖き絶望の底よりあふれ 胸にみち、眼にたぎつい はれを知らぬ。 さきはへる秋の 大野をうち眺め 涙してかえらざる日を思う。 恋しさは死のあとに偲ぶくちづけ わがためにあらぬ唇にもよそえたる 望なきくちづけのごと、ふかさまた 恋のごと、初恋のごと、悔改にみだるる ああ、生きて死をぞ見る、かえらざる日よ。 テニスンの詩