潜水服は蝶の夢を見る。
以前、この映画が上映する前に紹介した映画がやっと来たので。
昨日は、愛する人と今年3回目の映画を観て来ました。
実話は、2度目になりますしフランス映画も最高ですよ!
20万回の瞬きで自伝を綴った奇跡の実話。
ELLE誌編集長として人生を謳歌していた
ジャン=ドミニク・ボビーは突然倒れ
身体の自由を失う。
そして唯一動く左目の20万回以上の瞬きで自伝を書き上げるのです。
たとえ身体は潜水服を着た様に動かなくても
蝶のように自由に羽ばたく記憶力と想像力があれば生きられると。
誰にでも起こりえる病という不条理を健康な人間はどう考えるのか?
逆に彼は身体が動かなくなった時に、生きることに目ざめた。
人間の命には必ずや終わりが訪れる。だからこそ、一度限りの輝かしい人生を
一瞬たりとも無駄には出来ないのだとこの映画を観て感じると思うし
そう生きてみたいと思うはずです。
彼の病気は脳梗塞の一種でロックト・インシンドロームという病気です。
脳梗塞の中でも最も重度の難病。
閉じ込め症候群とも呼ばれている。無動言語症に類似していて
無動・無言であるが、意識は鮮明であり、随意的な眼球運動や瞬目が保たれている状態の病気。
1995年12月8日に脳梗塞で倒れ1997年3月9日に自伝を書いた後に合併症で亡くなる。
どの様な病気になっても、人間には他の動物と違って考える想像力や今まで生きてきた記憶力が
残っている限り諦めることなく情熱や希望を捨てずに最後まで頑張るという力があることを
この映画を通して生きる勇気が沸くのはないでしょうか?又この映画に中には家族への深い
愛情や恋人への想いや父親や親友への想いも上手く描かれていると思うのです。
それと重い病になった時には周りが宗教への介入を促すのですがそれを健康人とは違う見方で
捉えるのは、やはり動かなくなった人間と健康人である人間との生き方、人生観は全く異なると
いう事も理解をしなければ簡単にその様なことは出来ないのだと観て思うのです。
僕自身も神経ベーチェット病という重篤の病気を抱えて24年間も闘い続けているので
彼の思いはもの凄く理解できる初めは死にたいと理学療法士に言った事も本心だと。
脊髄から脳幹を侵されると必ず全身麻痺はやってくるのが僕の病気であるが
彼もその様な状態に陥り今までの素晴らしい人生から完全に闇の中の人生へと向かうが
彼の生きるという強い思いが彼を蝶の様に自由に飛べる輝きある短い人生でも
今の瞬間を生きて生きて死ぬという人間の宿命というテーマを見事にやり遂げたのは
人間尊重・人間の価値・人間の魅力・人間の底力・死よりも生の方がもっと大変だと
いう事も分かると思うのです。最後まで諦めない渾身の魂の叫びが人の心にはあるのだと。
多分、僕自身もいずれは上肢も麻痺して動けない時はやって来るとは想像していますが
今を楽しみ今の瞬間を無駄の無い様に生きていきたいと思いました。
