10月29日母の命日
ちょうど20年前、それはそれは秋晴れの
暖かく穏やかな日だったのを覚えています
おはようございます😃
よ、
今日は母のことを少し。
母は66歳で亡くなりました
ずっと元気!病院なんて無縁のような人でした
そんな母が60を過ぎた頃から、少し体調を崩すようになった。
ずっと自営業で働き詰めに働いてきた母、もうそろそろ旅行でも楽しみたい。って言い出した矢先のこと
近くの病院で診てもらうと、胃炎です。と薬を処方され、それをずっと飲んでいた。
それでも、よくならず検査入院したり
転院したりもしたが、そこでも胃炎です、だった。
入院退院を繰り返し…良くもならずにいた。
そんな苦しんでいる母を弟の奥さんが
大学病院に連れて行き
癌が発見され、緊急の手術となった。
ずっと癌が見落とされていたのだ。
胃が悪いと言われ、治療してました。と言うと
胃?胃は全く問題ありませんよ。と言われた。
胃炎のあとも何もなく綺麗ですよ。と。
もう手遅れでもって1年でしょう、と。
誤診でした。何年も。
亡くなる前の年の12月に手術をした。
一時的な回復はあったけれど、よく年の春を過ぎた頃から、徐々に弱っていった。
北海道旅行がしたい。もっと元気になったら行きたい。と弟に言ってたらしい。
今が一番元気なんだから、行くなら今!と言えなかったって。そうだよね。言えないよね。
告知がまだ、普通じゃない時代でしたから
それからは、どんどん悪くなり
抗癌剤治療や、丸山ワクチンもしたけれど、その甲斐もなく母は亡くなった
小腸の癌でしたから、最期は殆ど食べられず痛がって、苦しんでいた
亡くなる少し前のお見舞いで
◯◯ちゃん(私の名前)スイカは高いよね?
スイカ?そんなことないよ、食べたいの?
うん、スイカが食べたい
いいよ、買ってくるよ
スーパーが開店前でしたが事情を話したら、入れてくれスイカを買って急いで病院へ
とても美味しい、美味しいと、ほんの一口二口食べましたが、全てもどしてしまいました。
痛み止めの麻薬で、意識が無くなる少し前
最後に食べたのがスイカでした。
私は子供もまだ小さく…仕事も忙しく
十分な看病もしてあげられなかった。
お見舞いに行っても、早く帰って家事しなさい。
もういいから、帰りなさい。といつも言っていた
母らしい。
それでも抗癌剤の時だけは、帰りなさいとは言わなかったね、私、よくわからなくて、そんなに苦しんでると知らないでいたよ。
それを思うと、今でも胸が締め付けられるよ。
ごめんね。背中をさすったり、手を握ってあげていればよかったよ。
思い出すのは、一人で我慢していた母の姿
親孝行…全くできずにごめんね。という思い
何年経っても変わらない、母への後悔。
今なら、いっぱいしてあげたいよ
幸せだったのかな?聞いたことなかったな
薔薇やユリの花が好きだった
お墓参りいかないとね
明日のお休みに行こうかな・・・・