毎日お読みくださってありがとうございます。

「毎日楽しみにしています」

って言う方と

「もういい加減、自分自慢やめたら?」

っていうご苦言と、

 

 

目に余る方は、どうぞお開きにならないでください。

 

寄せられた寄稿文がある間は、

毎日掲載させていただきます。

 

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35年間ありがとうございました。

 

そうか・・・定年退職したのと一緒なのか・・・

なんて思いながら、寄せていただいた寄稿文を有難く読ませていただいています。

 

本日は、デザイナーの加納さんです。

 

神戸から移住されて、

南相馬で活動しています。

 

 

 

阪神淡路大震災のとき、

何もできなかった自分を、

もう一度南相馬で支援することで、

反省と自戒を込めているみたいです。

 

 

東京スタッフたちはファミリーみたいに、

毎日のように夜中のメールが飛び交うのですが、

南相馬では、女性は渡辺が、

そして男性では、なぜか仕事の打ち合わせ中に

加納さんに話すことが多かったように思います。

 

教室にも、頻繁に出入りしていましたから、

番場の色々を存じていらっしゃる方です。

 

 

エンディングノートもスターティングノートも、カレンダーも、

加納さんと何度も何度も打合せを重ねて作製しました。

 

 

 

元デザイン学校で教員をしていたので、

進路の話などもよく意見交換しあったことがあります。

 

 

たまたま、

すごくしんどい時に、

加納さんにいろいろと愚痴った晩がありました。

 

 

後で、加納さんのお父さまの命日だったと知りました。

 

お父さまが、「智明に話して、楽になったらいいんちゃう?」と促してくださったのかもしれません。

 

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加納 智明

職業:絵師 もとまちベース代表

 

 

 

はじめて番場先生にお会いしたのは、南相馬に来て間もない頃の2013年の春。

 

 

 

眼光鋭く言葉尻も厳しめな印象だったので、

『(小難しい人なんかなぁ…)』というのが番場先生の第一印象でした(笑)。

 

 

その後

デザイン制作物のお手伝い等で

ちょくちょくお世話になったのですが、

色々とお話をしていくうち(聞いていくうち・笑)

 

 

教育に関することで共感出来る部分が多々あったり、

 

『嘘のつけない、

思いついたら猪突猛進な世話焼きの人だから、

 

少々面倒くさくても(←ここ大事・笑)

不思議と次から次へと人がついてくるような、

人徳のある人なんかもなぁ』

と思うようになりました。

 

 

 

また僕自身、

阪神淡路大震災の被災者で

メディアの裏側で起こっていたことを

色々と体感してきたこともあって、

 

『南相馬はメディアリテラシーの格好の勉強場だ!』

と思ったことも南相馬への移住を決めた理由だったのですが、

 

その中でも

番場先生はそれを最先端で体現している

生き字引のような人とも思っていました。

 

 

 『デザイナーは自分の手足身体で情報をしっかり感じ取れ。

思い込みで作ると人を殺すこともあるぞ。』

 

 

…デザイン学生時代に先輩デザイナーさん(講師)に聞いて心に刺さっている言葉です。

 

 

 

その後

デザイン校の教員になり、

 

その教鞭を取る傍らで

 

『誰もが自分都合で

情報発信できるようになっていく中で、

世に出ている情報を鵜呑みにせず、

しっかりとした情報の取捨選択の出来るスキルや、

発信する情報に責任を持てる人を育てる教育が必要なんじゃないか?』

 

となんとなく思っていたのですが、

こちらに来てからその思いがより強くなりました。

 

 

おかげさまでこの5年間、

色々と学び、考えさせてもらえました。

 

ありがとうございました!

 

 

 

その方法論はまだ見えきっていませんが

(というか僕自身まだまだ情報に翻弄されていますし、

その道にまた行くのかも未定ですが・笑)、

 

 

『その情報は正しい情報なのかちゃんと確かめたの?と問いかけられる人』

 

そして『自分が間違っていたと気付いた時に、ちゃんと非を認められる人』

には最低限ならなくてはいけないな、と思うようになりました。

 

 

 

先生のこれまでの経験は誰にも真似出来ない武器になると確信しています。

 

 

 

その経験を活かしたこれからのご活躍を

超期待・超応援しています。

 

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二人でいろいろと作り上げてきましたね。

加納さんが居なかったら、

全く違った物になっていたと思います。

 

 

すっかりと南相馬で信頼を得て、

南相馬で頼りにされている加納さんを見ていると、

信頼し合えるって素晴らしいことだなあと思います。

 

 

働きすぎて、身体壊さないように祈っています。

いつも話しを聴いてくれてありがとう。