35年間ありがとうございました。

 

私の教育者人生は、書道教室を皮切りにスタートしました。

 

多分、

職員室や企業には向いていないと自分で察し、

若い身分で自営業をスタートさせました。

 

子どもが多かった時代です。

最初は7人からスタートした書道教室が、

 

市内で2番目に生徒が多い教室となりました。

 

 

真奈美はその頃に通いだした子です。

 

小さい頃から、何でもそつなくこなす優等生のお姉ちゃんでした。

 

 

やんちゃな同級生の中でも、

一番落ち着いていて、手がかかりませんでした。

 

 

この子たちの学年は、

今でも本当に仲良しで、

グループlineに私も参加させてもらっています。

 

 

「結婚式が決まったから、予定あけといて!」

「無事に子どもが産まれたー♥」

「家を建てました!」

などと、喜ばしいニュースが入ってきます。

 

 

高校時代は、弓道部で真面目に部活動に励む少女でしたが、

高校3年生のとき、どこの大学を受験したら良いかと相談を受けた記憶があります。

 

底力を出して、

真奈美は第一志望の大学を突破しました。

力のある子です。

 

 

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渡邊(木幡)真奈美

看護師。一児の母。

 

 

番場先生へ

 

 

私は小学生の頃に習字教室に通い始めたのがきっかけで、番場先生に出会いました。 

 

 

当時の教室は階段を上がった2階にあり、

入り口の付近に近づくと墨のいい香りがしていたのを覚えています。 

 

 

ポッキー(ハスキー犬)は生徒たちを出迎えてくれ、

レオ先生(赤トラの看板ネコ。先月15日没)が

たまーに教室内に遊びに来てくれました。 

 

 

習字を習い始めたおかげで、

市美展や学習発表会のために提出する習字の課題で賞を取れるようになりました。 

 

 

中学に入り、数学の成績がどんどん悪くなっていきました。 

 

このままではまずいと思い、

中学3年の時に入ったのが番場塾でした。 

 

 

そのおかげで苦手だった数学の成績は、自分の得意科目になるほど良くなりました。

 

 

 

 私が番場塾の魅力だと思っている所は

ただ成績が上がることだけではなく

番場先生に進学先のことを始めとした人生相談ができた所でした。 

 

 

 

私もお世話になりましたが、

ほかの生徒さんも大変助けられたことと思います。 

 

 

当時の番場塾は中学生までが対象でしたが、

高校生も自習しに来てよいことになっており、

週に一度はみんなで勉強するために通っていました。 

 

 

 

高校3年生になり、

大学受験の勉強を本格的にするようになってからはほぼ毎日のように教室に入り浸っていた記憶があります。 

 

 

そんな中でできたのが、一緒に勉強しに来ていた仲間たちでした。

 

 

友達とも同級生とも違う、

「仲間」という言葉が合うと思っています。 

 

 

勉強のことはもちろん、

 

たわいもない話や学校の話など、本当にいろんなことを話しました。

 

 

そんな苦楽を共にした仲間とは今でも交流が続いています。

 

 

そんな私の青春時代を彩ってくれた「仲間」ができたのは

番場先生のおかげです。 

 

 

番場塾で勉強できたことは、私の人生の財産です。 

 

 

35年間もお疲れさまでした。 

先生は無理しすぎるところがあるので、くれぐれも体調には気をつけてくださいね。

 

 

真奈美より

 

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卒業しても、こうして「仲間」同士で仲良くしてくれていて、

結婚式にもお招きしてもらえるのは、教育者冥利に尽きると感じています。

 

6ヶ月になった赤ちゃんもとても可愛くて、

自分の孫が産まれたように喜ばしいことに思えます。