35年間ありがとうございました。

震災前は365日中、360日仕事していたと豪語していた私が、

昨年、不覚にも入院生活を送りました。

 

 

信頼していた事務方も体調不良で、

事務を引き受けてくれる人を探しているときに、

 

デザインをお願いしている加納さんが、

ジョイ君できるかもよ!と紹介してくれたのがきっかけです。

 

 

彼のパフォーマンスを観たことはありましたが、

大道芸人の彼の氏素性も知らず、

とりあえず退院後に、面接をすることになりました。

 

 

笑顔で登場・・・・しましたが、

けっこう緊張して私の前に現れたことを記憶しています。

 

 

彼の子ども時代や高校時代の話を質問しました。

 

 

頭の回転が速く、

ああこの子なら、きっとやり遂げてくれると思い、

あれから1年とちょっと。

 

いろんな意味でお世話になりました。

 

 

現在は、南相馬で、「愛で見大道芸」などのイベントを行ったり、

あちらこちらからお呼びがかかって、彼の運営する喜樂イベント企画は市民に頼りにされているようです。

 

 

普段、教室でパソコンを叩いている姿しか知らないニットサークルのおばちゃんたちが、

ジョイくんのパフォーマンスを見物した時、

「ジョイくん、あんなことできるんだねー!」と本気で驚いていて

笑いました。←こちらが本業です。

 

 

南相馬市民になるのも時間の問題かな・・・

これからも南相馬に笑いを提供してくださいね。

 

 

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喜樂イベント企画代表

大道芸人  エンジョイ・ジョイ

 

 

 

 

期間にしては一年と少し、

昨年の10月ごろに細かい事務手伝いとして 

フラっと手伝いに来た時が始まりでした。  

 

 

領収書の整理やら、書類作業やら、打ち合わせやらと、

思い返せば

あの時が自分の人生で一番頭を使い 

今までゆるーくしか向き合っていなかった事に強制的に向き合った時期でした。  

 

 

今までの人生で無縁だった事務作業… 

 

 

文字や数字と睨み合い、

宝探しのように領収書を探し、

馴染みのない桁の計算をする… 

 

 

頭を使うとお酒が美味しく飲めなくなる事も知れました(笑)   

 

 

 

もちろん大変なことだけではなく、

たっぷりのワクワクする企画も手伝わせて頂く機会や

多くの人を紹介していただいたり 

美味しい食事に連れて行って頂いたりと、

良い方向にも自分の人生が広がりました。 

 

 

 

自分がこの場所に関わる中で一番濃い部分が

「中高生向け駅前フリースペース」の企画や準備でした。 

 

 

2階の番場ゼミに中高生を集めるには? 

幼児や小学生もその輪の中に入れるには? 

親だって、個人事業主だって、番場先生を中心とした「ウェルカムな場所」をどうやったら作れるのか? 

 

 

あれでもないこれでもないと色々話しあい

「だったら生の声を集めよう!」 ってことで、

第1回目の中高生会議を開催しましたね(記憶違いだったらすみません!)  

 

 

話の主軸は参加した中高生で、

動線を作るのは大学生 

大人たちは口を出さず、

輪の中に混じらず、話し合いを外からゆったり見守ろう!

 

 

そんなルールの会議の中で 熱く話し合いをする中高生を見て

ニコニコしながらご飯を作る先生が印象的でした。  

 

 

会議の中で決まった名前が「ねおはる 」

 

 

番場先生が人を見守り、育てる素敵空間が始まりました。  

 

 

そんなねおはる事業を中心に2階のスペースで作業する時間がどんどん増える中で

 

 

少しずつ 番場先生から 

 

「どうしよう?」

 

「どうしたらいい?」

 

「これ分からないの」… 

 

 

 

自分のこと、

事業のこと、

人間関係のことなど様々な(時たま無茶振り感満載の)

相談をされる機会も増えてきました。 

 

 

 

色々な話をする中で、

 

普段人に見せない先生の弱い部分や、

落ち込んでる姿、

デジタル関係が本当に苦手な部分、

サプライズやいたずら好きの部分、

なんか面白い事考えてる時に出る「ウフフ」笑いやら、

肩を落としてため息を吐く姿。 

 

 

人前に立っている姿とは全く違う一面を知る事ができ、

自分を投げ出して誰かの為に精力的に活動する 番場先生をサポートしたい!と思うようになりました。  

 

 

 

次の春から番場先生は違う土地で、

ねおはるも無くなり 

多くの事がガラッと変わってしまうのは非常に寂しく思います。  

 

 

本当に振り返ってみれば濃い一年だったなぁ。

 

 

 

 先生と出会えた事で知りあえた人達も増え、

できるようになった事もたくさん増えて、事業の運営の仕方も学ぶ事ができました。  

 

 

自分はこれまでに、

大道芸の師、

パントマイムの師、

演芸の師と3人の師に出会ってきてここまで来ましたが 

新たに、

人生の師である番場先生と出会えた事に本当に感謝しています。  

 

 

 

きっとまた旅の途中にお会いできると思いますが 南相馬の土地では本当にお世話になりました! 

 

 

様々な経験と知識をありがとうございます!

 

そして、いつかやりましょう「スナックさちこ」 

 

お互いこれからも 喜楽に生きましょう!

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ジョイ君、いろいろと大変な時期を支えてくれてありがとう。