若手2人 市議補選に意欲 市長選と連携、決意や政策訴え

「挑戦」自分が範を示す

加藤裕介氏(浦賀在住)

 

手づくりのパンフで政策を訴える
手づくりのパンフで政策を訴える

 昨年11月から毎朝欠かさず駅頭に立つ。全駅巡って4周目に入ったところだ。「市民との接点を増やす努力はこちら側がすべき」。大学1年の冬から約1年、現市長のインターン生として活動。駅頭での相談や議会の傍聴を通して「政治とは何か」を、身をもって学んだ。

 大学卒業後、民間企業を経て、震災から1年経った福島へ。復興支援団体で避難者の生活ニーズと支援者を繋ぎ、高校生が課題解決に取り組む姿に刺激を受けた。約4年半、現地に滞在し「横須賀に戻るのなら、何ができるのか」と自問。街の課題が集まる市議会で、自分の視点を活かせると考える。

 市が直面する人口減と高齢化、「新陳代謝をしないのはなぜか」。待機児童や学童保育の充実、学力向上のほか「部活動の地域支援を教員の負担減と活性化につなぐ」―そんな政策も子育て世代の目線にある。

 手づくりの政策パンフレットに記したのは「なんどでもチャレンジできるまち」。20年・30年先を見据えて、前向きに挑戦する人を応援する街にしたい。その旗振り役として、自らが市政に挑む。