最近、ワタナベのファンだと言う方が多いです。
いつも穏やかに笑みを浮かべているワタナベは、我が教室の癒しマドンナです。
昨年2016/1/9にワタナベがつぶやいたブログを再掲載します。
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スタッフわたなべのつぶやき
息子が中学生のとき番場先生に初めてお会いしてから、もう6年以上のお付き合いになります。
私が見てきた番場さち子先生の本当の姿をお話しさせてください。
番場先生の面倒見の良さは、震災後に始まったことではありません。
例えばうちの息子の専門学校を決める時も、
番場先生はわざわざ東京出張の折、進学希望している学校まで見学に出向いて、
事務長さんから詳しい説明を受けて来てくださいました。
息子は内気で口数も少なく、面接では思うように答えられず、
単刀直入に言えば、面接は失敗だったわけですが、
「あの番場先生の塾生さんなら」と事務長さんが強く押してくださって合格することができたようです。
本当に感謝しています。
(現在は国家試験も通り、臨床検査技師として働いています)先生のポリシーは、自分の知らない学校を勧めたくない
との事でわざわざ周囲の環境や学校の設備、校風等を
ご自身でご覧になってこられたのです。
親以上の行動には頭が下がります。
ただの学習塾で、ここまで付き合いが密になることは普通は有り得ません。
震災前の番場塾は、それはそれは賑やかなブランド塾でした。
イベント事も多かったですし、先輩が後輩の面倒をみることでも有名でした。
先生は常に、生徒や保護者と面談を行っていました。
100名以上の生徒がいるのですから、子どもと親の数を考えただけでも、
200名以上の方々と、連日、相談や愚痴なども聴いていたようです。
震災後、生徒が皆無になったとき、
先生がどれほど絶望したか、計り知れません。
そのような中でも、先生は「ベテランママの会」を発足して、
地域の悩める方々のために奔走していました。
震災で、私たち家族も、夫の単身赴任先である茨城に避難しましたが、
遠く離れていても、私もメールで度々相談をして励ましていただいていました。
番場先生が南相馬に戻っているから戻って来たという保護者の方もいらっしゃいました。
先生はよく「来る者拒まず、去る者追わず」と仰っていますが、
先生の悪口を言っていた人にでさえ、困っている時には手を差しのべていらっしゃる姿には驚かされます。
許容範囲が広いというのか、お人好しというのか、私には真似のできないことです。
その先生が、今度は「一般社団法人番來舎」を立ち上げました。
理由をお聴きしたら、
「南相馬の子どもたちの個性を伸ばしてあげたいから」だそうです。
「学校ができないことを民間でやる」のだと仰いました。
「非営利だと、役所とも絡みやすいかも」と。
ご自身の営利より、その子その子の将来を考えてくださっていることに感動です。
私は忙しい先生のお手伝いをしているに過ぎませんが、番場先生の側で働けることを誇りに思っています。
超多忙な先生が、少しでも安心して仕事ができるよう、私は私にできるお手伝いをして支えていきたいと思っています。
渡辺貴子
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とまあ、ワタナベは私を褒めちぎってくれるのですが、
そこがワタナベの最も良いところです。
私は心からの信頼を寄せていますし、
ワタナベも、私や教室生のために、身を粉にして利益も顧みずに働いてくれています。
こういうスタッフに恵まれたことに感謝。
残念ながら、一般社団はやはり無理があり
新年度は、以前のように学習塾として立ち上がります。
私の無謀さを、一切の反論も無く
黙ってついてきてくれるワタナベを始めとするスタッフの皆に
心から感謝しています。