私の好きな人 *1
日曜日・・・
寒いけど、
空は雲一つなく晴れていて気持ちがよい。
来ないことも出来たが、
まだ大ちゃんのことが好きな私は、
札幌行きのバスへ乗っていた。
今日は、どんな結末になっても、
大ちゃんの本音聞けたらいいな。
3時間半バスに揺られ、札幌に到着した。
珍しく、今日は大ちゃんの方が早く、
もう札幌に着いているという。
「まこ~」
「大ちゃん・・・」
気まずい・・・気まずいに決まっている。
目線をそらし、少しうつむく。
「まこ、ちょっとゆっくり話せるところ行くか」
「うん・・・」
向かった先は、ネットカフェ。
確かに、札駅周辺は日曜ということもあり、
人で溢れていて喫茶店も人でいっぱいだ。
だからって、
ネットカフェは静かすぎじゃない??
ネットカフェは人生初で、
防音室や二人で借りれる部屋があることを
初めて知った。
「早速、本題なんだけど・・・」
「はい・・・」
「まず、一つ目。
俺に付き合ってる人がいるってやつから。
結論から言うと、俺は誰とも付き合ってない」
「本当なの?じゃあ、ひまわりユニットの人と
付き合ってるってやつは?」
「あいつは、俺の仲間だ。
確かにグループで遊んだことはある。
なんて優香に聞いたか知らないけど、
二人で会うとか、やましいことは一切ない」
「そうなんだ。。
じゃあ、お見合いの人とは?
・・・まだ会ってるんでしょ?」
「それは・・・
黙っててすまない。会っている」
「そっか・・・」
「でも、お互い好きとかじゃないんだ。
周りがはやし立てるから何度も会ってるけど、
相手は俺の話に相づちを打つだけで、
会話にもならない。
興味がなさそうな素振りしか見せない。
それに、彼女には一歩も触れてない」
「それなら、なんで会ってるの?」
「正直、断りづらい。
最初は相手からお断りしてもらうのを
待ってたんだ。
だって、黙ったままで、一切笑わない。
俺のこと気になってるとは思えない。
でも、施設長や彼女の両親も
どんどん話を進めて・・・。
彼女は両親のいいなりって感じだった」
「そうなんだ。でも断らないことには、
このまま結婚させられちゃうんじゃないの?」
「もう断った・・・。
施設長にこっぴどく叱られたけど、
ちゃんと断ったから」
「大ちゃん・・・ごめん。
私、大ちゃんに何も確認しいないまま・・・
ずっと疑ってた。怖かった。
大ちゃんに嫌われたくなかった。
本当にごめんなさい」
「いいよ。俺も何もまこに話してなくて、
不安にさせたね」
大ちゃんに聞かなきゃ分かんないことは
沢山あるんだ。
そう思ってたはずなのに、
素直でいようって思ってたのに・・・。
一人で考えて、不安になって、勝手に疑って
人と付き合うなかで、
お互いに信頼し合えることって必要だよね。
だから、お互いのこと知ってくこと大切だし、
大ちゃんのこと信じたいって思うんだったら、
もっと早く本当のことを知ろうって
歩み寄ればよかった。
*恋、まこ*
今日も恋していますか?
次回もよろしくお願いします☺️
