弱い自分 *7


それは、やっぱり・・・

やっぱり大ちゃんの存在。

自分から別れを告げた癖に、

病院からの薬が効き始めて、

一番最初に考えたのは大ちゃんのことだった。

大ちゃん元気かな?

廉と一緒に居るのに不謹慎と思っていたが、

いつも私の頭のなかには大ちゃんが居た。

 

「ごめん、廉・・・」

「あいつのことか?

 まこが苦しんでるのに、

 何も気づかなかった奴のことがまだ好きか?

 もういい加減、諦めろってば・・・」

 

初めて、廉が声を荒げた。

今までの穏やかな廉ではなかった。

 

「あ、ごめん、まこ。

 怒ったんじゃないんだ。

 大声出して怖かったよな。ごめん」

「大丈夫だよ、廉・・・。

 私こそ、ごめんなさい」

「まこ、お願いだ。

    あいつのこと好きなままでいいから

 そのままでいいから僕と一緒に居よう。

 今度は僕も諦めない」

 

廉はいつものように私を抱きしめた。

このままで良いわけがないのは分かっていたけれど、何も言えず時間が過ぎていった。

 

そして、月日は流れ、

2月から職場に復帰することが決まった。

最初は短時間から、徐々に8時間働けるように調整することになった。

1か月前から北海道に戻り、

職場にも少し顔を出して、

入居者とお喋りをしている。

廉は、私のことが心配で、

必ず夜に電話をくれる。

寝る間も惜しんで電話を繋げていてくれた。

廉を早く安心させたい。

そのためにも早く前みたいに働けるようになりたかった。



*恋、まこ*

今日も恋していますか?

次回もよろしくお願いします🤲