私の好きな人 *3

 

「まこ、ごめんな。まこのこと、

 こんなに苦しめるなんて思わなくて、

 ただ自分と向き合って欲しかっただけなんだ。

 付き合えないから好きじゃないは

 イコールじゃない。

 好きだから、これから苦しいこと

 少しでも軽くなればと思って

 あんな言い方しちゃったんだ。

 前も言ったけど、

 俺はまことの縁切りたくない。

 だから、連絡先だって交換した。

 実習が終わったからって

 そこで終わりにしたくない人だった。

 そりゃ、恋人同士がいいけど、

 付き合っているか、

 付き合っていないかじゃなくて、

 まことの関係は絶対に切りたくないから。

 それだけは覚えていて」

 

「大ちゃん・・・。ごめん。

 私、何も分かってなかった。

 大ちゃんの思いに気づけなかった。

 私はほんと子どもだね・・・。ごめんなさい」

 

「ほら、またすぐ泣く~」

 

そう言って私を抱きしめた。

私はしばらく大ちゃんの胸のなかに顔を伏せ、

泣き続けた。

大ちゃんは背中をさすりながら、

落ち着かせてくれている。

 

「まこ、ゆっくりでいいんだぞ。

 ゆっくり、ゆっくり。

 時間はまだまだあるんだから」

 

「うん・・・」

 

その日も私たちはMACOちゃんの曲を

一緒のイヤホンで聴いた。

♪ 今日は一緒にいれるね 急がなくてもいいよ

  ゆっくりしよう 

  いままで 歩いた道のり全て

  昨日のことのよう 不思議ね


  このまま時が止まればいいのに

  いつもあたしが願ってること

  君が生まれた日 となりに居る今

  全て刻むよ


  愛してる あぁ生きてる

  君がいるそれだけで あたし生きれるの

  愛してる あぁ聴こえる

  2人の心臓の音と 時が重なる


「この曲いいな・・・」


「うん、新しいアルバムが出てから

 ずっと聴いてた」


「そうなのか?

 俺も、MACO曲聴いていると、

 まこのこと考えてる」


「私もだよ」


MACOちゃんの曲で私たちは

繋がっているような気がした。



*恋、まこ*

今日も恋していますか?

次回もよろしく💓