幸せ*5


その日からもっともっと仕事を頑張った。

お互いシフト制の仕事で休みは合わない。

住んでいる場所も近い訳でなく、

仕事終わりに少し会うことも出来なかった。


会いたいと思う日もあった。

お互い、ラインや電話で会いたいと

言い合った日もあった。

それでも、もう少し頑張れば、

会えるんだからと言い聞かせた。

 

“夜勤行ってくるね、

  明日楽しみすぎるから頑張れる!”


“おう!行ってらっしゃい。

  明日、昼前には行くからな”

 

いよいよ明日は、大ちゃんと会える。

しかも、夏祭りに連れてってくれる。

楽しみで夜勤はいつも眠たいけど、

今日はなんだか眠くない。

夜勤が終わったら少し寝れば大丈夫そうだ。

 

やっと終わった~!

今日は平和な夜勤だった・・・。

そう思いながら家へと帰った。

玄関の鍵を開けようとドアノブに手をかける。


ん?えっ?私、鍵かけ忘れた?

玄関は開いていて、

玄関には見慣れないおっきな靴が

脱ぎ捨てられていた。

大ちゃん・・・?

急いで部屋に入ると、

スヤスヤと寝息を立てて

眠っている大ちゃんが居た。


午前中に来るって言ってたけど、

いつも通りだときっと14時くらいに

来るんだろうなって思っていたから

まさかの展開に驚いた。

 

「大ちゃん?おはよう。もう来てたんだね?」


「まこ~おかえり。

    どうだ~びっくりしただろ?」


「ただいま。すごく驚いたよ」


「サプライズ成功~。まこ一緒に寝よ~」


「あ、ちょっとシャワーも

    浴びてないんだから~」


「いいから~。あ~まこの匂いする~」

 

そう言って、私を抱きしめて寝ようとした。

大ちゃんは

全く緊張というものをしないんだろうか。


ドキドキが止まらない。

でも、なんか恋人っぽい。

世界中の恋人たちってこんなに幸せなことを

毎日しているのだろうか。羨ましい。

気づくと私も寝てしまっていた。

目が覚めると珍しく大ちゃんが起きて、

換気扇の下でタバコを吸っている。



*恋、まこ*

今日も恋していますか?

次回もお楽しみに…😃