幸せ*6


「おはよう、まこ」


「おはよう、大ちゃん」


「シャワー浴びて、そろそろ出かけるか?」


「そうだね!大ちゃん先どうぞ~」


「え~、一緒じゃないの~()


「やだよ~恥ずかしい!」


「恥ずかしがることないだろ~、

    俺たち付き合ってるんだから~」


「いや、ダメ!恥ずかしい。早く行ってきて!」


「酷いな~()

 

そうやって、言い合いをしながら

私たちは出かける準備をした。

大ちゃんはいつも恥ずかしいことを簡単に言う。

慣れない私は、いつも顔が赤くなってしまう。

その反応を楽しみながら

ニヤニヤしている大ちゃんは本当に意地悪だ。

でも、確実に距離は近づいている。

そんな気がした。

その日の花火は今までで一番きれいだった。

写真や動画を撮るのも忘れ、

大ちゃんの手を握りしめながら空を見上げた。

あっという間に花火は終わってしまった。


 

この時間が終わったら、

次はいつ会えるんだろう・・・考えたくない。

ずっと、ずっと一緒に居たいよ。

急に哀しくなった。

大ちゃんの手を放したくなかった。

 

「じゃあ、また今度な!来月休み合わせような」


「うん!そうだね!すごく楽しかった。

 また、早く会いたい」


「また~、哀しい顔するな!また会えるし、

 寂しくなったら電話しておいで」


「うん!!ごめん、ごめん。

 またお仕事頑張ろうね!電話もする!」


私の頭をポンっと軽く撫でる。

大ちゃんはニコニコして哀しそうな顔は

見せなかった。


「まこ、手出して!」


「あ、うん。。

   え、可愛い。いつ買ったの?」


「お揃いの何か欲しいねって言ってただろ?

 一緒にお祭り行った思い出!」


私と大ちゃんの手首にはお揃いのブレスレット。

いつの間に買ってくれたんだろう。

本当にサプライズ好きな大ちゃん。


「ありがとう。大事にする!」


「おう、じゃあまたな」



*恋、まこ*

今日も恋していますか?

次回もお楽しみに✨