私の母は極度の神経不安症です
一つのことが気になると とたんに体調面でも変化が起きます
まず、じっとしていられなくなり落ち着きなく、動悸もしてきます
心臓発作を起こして病院に運び込まれたことも数回あります
担当の先生が、
「ちゃんと検査もしたけれど、なんにも悪いところありませんでしたよ
「ちゃんと検査もしたけれど、なんにも悪いところありませんでしたよ
大丈夫ですよ」
と、太鼓判を押してくれますが、信用しません
メンタルの病院も、一年ほど前からようやく通えるようになりまして
上手に気分転換できるように私も、その都度励ましたり気分を逸らすよう促したりしてきました
なるべく母も不安を自分から遠ざけて生活するようにしているのですが、
先日、母はお友達に連れられて、街の占いを受けてきました
というか、本人も自分の性分をわかっているので、「不安になるようなことを言われたら気にしてしまうから 私はやめておくわ」
と、断ったそうなのですが、強く勧められて断れずに占いを受けたそうです
普通の人なら、
あたるも八卦、当たらぬも八卦で、
たとえマイナスなことを言われたとしても、うまく流したり、あるいはそうならないようにこうしたら良いですよなんていわゆるアドバイスをもらって気をつけたりするのですが...
極端な性分なので、悪い事しか覚えていないようです
おそらくですが、占い師の方も、不安になるような 悪い話しかしなかった訳では決して無いと思うのです
「良いこともあれば、良くないこともありますよ
そんな時はこうしたらどうですか?」
的な話をしているのではないかな?と、私は思います。
なんでも、母が営んでいる居酒屋が、「今年の年末にはもう閉店しているでしょう」
と、言われたそうです
コロナの影響でお休みを余儀なくされていて、まったくのデタラメとは言い切れません
母のマインドは暴走機関車並みに突っ走って、
もう自分の命は長くないんだ
死んでしまうんだ
と、三段跳び法思考で、落ち込んでいます
店の跡継ぎに孫を据えたいから東京から呼び寄せるとか、自分の葬式代の話とか言い出す始末...
そんな母に私がしてあげられることは、
占いを仕切りなおしてあげることでも、
「その占いが当たっていないから信じなくていい」なんて言ってあげることでもなく
「そうなるかもしれないし、そうならないかもしれないけど、もし大変な事態になったらその時に一緒に考えようね」ってことだけです。
その占い師さんは本当に未来を予言したのかもしれませんが、
そこに向かって生きるより、
今ここに生きていることに集中することも大切だったりします
とりあえず年末、元気に営業してたら お祝いパーティーすることにします
本来占いは人の役に立つものだと思います
時に気づき、時に勇気をもらったり、背中を押してもらったり、自分の凝り固まった思い癖を手放したり
未来を予見したり、人の気持ちを当てたりするのも楽しいですが、外側の事象にばかりとらわれていると 結局何も変わらなかったりします
未来を憂いても始まらない