今夢中で読んでいます
中村文則さんのカード師です
主人公は違法カジノのディーラーであり占い師
カードを操り、人の人生も操る
神話や天災、さまざまなエピソードが盛り込まれ物語に現実が錯綜します
私のドツボをつくストーリーです
毎日寝る前に少しずつ読むようにしていますが、どんどん次が知りたくて夜更かししてしまいます
ドキドキハラハラの連続です
不条理な世の中を必死で生きていくのは皆同じです
占いというものについて考えさせられる本です
映画や本をただのフィクションと割り切ってしまうのは簡単ですが、ここから感じたものはどんどん積もっていって私の一部になっていく
その時々にもよりますし、きっとその人の立場によっても違います
大げさに言えば、生き方、人生観を創っていきます
70年80年で体験出来ることのプラスアルファとして創作物があると思うのです
その世界観の中では
龍を愛でる七王国の女王にもなれば、
幕末の志士にもなれるのです
本来の自分の人生がより尊いものに思えてきますね