占いの勉強を始めた頃は、
当たってなかったらどうしよう…
違うって言われたらどうしよう…
っておっかなびっくり鑑定していました
今はそこは気にせず、どうやったらカードからのメッセージが相談者の方へ届くかに重点を置いて考えられるようになりました
そうするようになってから、
不思議と当たっています。と、言ってもらえるようになりましたが、それは、相談者の方がカードのメッセージを自分で捉えて自身のお悩みに当てはめて考えるからであって、私はたぶん言い当てたりはしていないと思います
これを私の側が相談者の方に意図してカードの意味をお悩みに関連付くような言い方や聞き方をすると…それこそがコールドリーディングなんじゃないか?
私のやってることって…?
と、悩む時期がありました
お客様に相談内容を伺う際に
「なるべく具体的に聞きましょう」
「そのほうがタロットカードの回答を得やすくなります」と、とても一般的に言われていることです
でも、未熟だった私は、お客様から詳しくお話しを聞いているうちに、自分の中で勝手に
(こうしたほうがいいのに…)なんて思いが湧いてきてしまっていました
そんな気持ちで引いたタロットカードは、私の主観たっぷり入ったリーディングになってしまいます
そもそも直感ってなに?
インスピレーションってなに?
幼い頃はいわゆる霊感的なものがある子供だったと親に言われたことがありますが、物心ついた時には、そんなものは微塵も感じない平凡人間の私です
直感でリーディングしていると思ってるのは自分だけで自分の思い込みをカードに当てはめているような気がしたのです
質問内容も、
「復縁できますか?」
「気になる人がいますが、うまくいきますか?」
などとくる日もくる日も類似したお悩み依頼が多かった頃だったせいもあり、どんなスプレッドでもどんなカードでも、似たような結果やアドバイスばかりしていて占うことが出来なくなってしまいました
こんなんじゃだめだ
まるで、知り合いに 人生相談しているのと変わらないような解答しか出せないのです
占い師失格!
そして私は、マイナスから勉強し直すことにして抜け出そうとしている現在進行形です
カードのリーディングをお悩みに寄せることに拘らないほうがフラットに考えることが出来ると知りました
まだまだ勉強は続きますが、
あの頃の自分の占い方への疑問があったから今があるとハッキリわかります
タロットの世界を知れば知るほど夢中になりました
こんなに奥深いまるで宇宙のようなタロット占いを、いろんな方に体験してもらいたいと今は思います
本来タロットカードは偶然であるからこそお悩みから一歩下がって別の見方を教えてくれるものだと思います
私達人間の悩みや苦しみはカード達には関係ありません
私達は生きる為に常に良くなりたい幸せになりたいと思っています
それは 人間にとっての常識の範囲の中での考えであって 大げさですが宇宙全体から見れば人間の正義や教義はとってもちっぽけです
もちろん私だって明日の幸せを願うし、自分の譲れない正しいと思うことを大切にしています
だけど、問題が起きて行き詰まったときは
いったんその場から少し離れて違うところから観察してみるとへんなこだわりが緩まってふわりと軽やかに乗り越えて行くこともできます
様々な占術もあり占者の考え方も多種多様
タロットカードの占い方ひとつとってもみんな違います
占いを受ける側もみなさんそれぞれどのような気持ちで求めるかによって選ぶ占いも変わってくるでしょう
いわゆる占い依存や占いジプシーの方も大勢いることも事実です
決してその方達を否定は致しません
そこを通らないと乗り越えることの出来ない場合もあるはずなのです
その時その人にとって必要な占い師、占いに出会っていくのでしょうね
現実が一瞬で変わってしまうこともあれば、じっくり内面の変化を受け入れながら外側が変わって行く場合もあります
変化のスピードやタイミングは千差万別
誰もが変わって行きます
変わる準備は出来ていますか?