昨年の夏13年一緒に暮らした猫が天国へ行きました

乳がんに始まり、切除した後半年後に腎臓 膵臓にも転移し食事も摂れない闘病生活が一月ほど続き最後は静かに私の腕の中で、私が少しうとうとしだしたときに 静かに逝ってしまいました

彼女がいなくなってから 

息子も娘も自立していたので家には私ひとりになりました

ぽっかり空いたわたしの日常に 

いかに彼女の存在が大きかったかを思い知らされてしまいました

お葬式も終えて遺骨になった彼女を大好きだった娘の机の上に置いてあげましたが陽だまりの中でカーテンの裾を膨らませて横切る影を時々感じることがありました

きっとまだ家にいるんだなと私が思いたかっただけかもしれませんが

もう一緒に寝ることはできないけれど 

もう私の話に相槌をうって聞いてくれることはないけれど

一年経った今さみしさはあるものの未だ微かに感じる気配に救われて暮らしているのかもしれません




数日前のことでした

いつも私が座っているラグの上に小さな爪が落ちていました

昨年気持ちを切り替えるためにラグもソファーも買い替えたので昔の物が掃除機にも負けずに残っていたとは考えにくいです

まぎれもなく彼女から私へ宛てた贈り物なのだと理解しました

机の上に今も置いて 眺めてはニヤニヤしています

「頑張って」と言われてるみたいでとっても元気が湧いてきました

残されたものは いつでも思い出を胸に抱え今日を頑張って生きていくのです




大切な存在を失い途方に暮れる日があっても 

だいじょうぶですよ

ちゃんと前を向いて歩ける日が あなたにもきっと来ると信じてください







前を向いて歩いていくお手伝いが必要な方は こちらからどうぞ

 

 

旧ブログより。。。 2020.7月の記事