教育現場に限らずではあるかと思うのですが、何か新しいことにチャレンジするのには批判も伴うものだと思います。


私の学年はただ今までの形を踏襲するというのを嫌い、常に教育現場にある常識を疑いながら実践を積み重ねようとしてきました。

しかし、今までとは違う実践を積み重ねることで、私の学年以外の先生からは少し白い目で見られてしまっているのも感じていました。

中でも、生徒指導の先生や管理職など立場の高い先生からは評価されていないのが現実です。

独自の教育を実践してきて、それでも、うまくいかないことはもちろんあります。

つけさせたい力を着実に身につけている生徒もいれば、逆の生徒もいます。

そういうところを突いてこられているように感じます。それはどんな教育をしても、一定数あるのではないかなと思うのですが。

私は生徒には、常に自分に矢印を向けることの大切さを伝え続けています。

うまくいかないことがあった時に、あれがイヤだ、これがイヤだ、と愚痴っぽく言い続けていても、世界は変わらない。じゃあ、変えていくために自分に何ができるのかを考え、行動を起こしていくことが大切なのではないかと。

例えば、校則についても、納得できないことがあるのであれば、それをグチグチ言ってても変わらないんだから、どうしたらいいか考えてみたら?と伝えるようにしています。

ある日、生徒が校長先生に直接話をしに行くことがありました。

ある校則について、生徒が不満を持っていて、コミュニケーションをとりに行ったわけですが、それについて批判を受けました。

生徒が直接校長先生に話をしに行って、校則を変えようとするなんて、勘違いしている。

生徒にそんな力があると勘違いさせてはいけない。と。

それから私の学年はさらに目をつけられるようになったと感じています。

私にとっては、直接校長先生に話をしに行くというのは自分で世界を変えようとするための大きな一歩になったのではないかと思うのですが。


でも、やっぱりまわりから色々なことを言われると、自分が間違っているような気もしてくる。

生徒を管理する、何についても有無を言わさずに生活させていくことが正解なのか。少なくとも、今の学校ではそうなんだろうなと。

私は今の学校にいると、邪魔にしかならない。必要のない存在なんだと感じています。


なので、今は自分の精神を保つために休みを繰り返しています。

これからどうするべきか。

今見ている生徒を卒業まで見たい気持ちもありつつ、本当にこのまま最後まで見届けることができるのかの不安もあります。


最近愚痴っぽいブログが続いていますが、本当はもっと前向きに生活していきたいところです。

そのためには、今の仕事をやめるのが1番なんだろうなとも思います。