清貧とは
『私欲を捨てて、行いが正しいために貧しく
生活が質素であること』
質素とは、日本人の美徳です![]()
慎ましく生きるのは、美しい。
これは、謙虚さなどの意味も含まれているからですよね。
でも、ちょっと誤解がある部分があるのです。
あなたは
最低限の収入があれば、それ以上稼ぎは必要なく、
質素に生きることこそ、美しい。
と思っていませんか![]()
質素=美徳の考えが強い人は、
ボランティア精神が強く、
人のために働き、
自分の稼ぎは後回しで
人気もあるはずです。
では、一緒に考えてください。
清貧の『正しい行い』とは、何でしょうか![]()
随分昔のある番組で、フジコ・ヘミングさんのドキュメント?を観ました。
彼女は、ピアニストとしてご活躍されていますよね。
当時、
「昔よりずいぶん収入は増えたけど、生活なんてほとんど変わらないわ」
と言っていました。
彼女は、稼いだ分を動物愛護に寄付していたそうなのです。
だからこそ、質素に暮らしている。
世界一貧しい大統領と呼ばれた、ホセ・ムヒカ氏。
彼は、稼いでいないわけではありません。
なんせ一国の大統領なのですから。
彼は、2012年のリオ会議で
「貧乏な人とは、少ししか物を持たない人のことではなく、
無限の欲を持ち、いくらあっても満足しない人のことだ」
とスピーチしました。
彼のお給料の90%は、貧しい人へ送られていたのです。
どうですか![]()
稼げていない人が、質素に暮らすのは当たり前です。
それしか選択肢がないのですから。
それは『正しい行い』ではないはずです。
正しい行いとは、自分の持っているものや権利などを
人のために役立てることを言うのだと思うのです。
それは、仏教でいう『布施』に値します。
フジコ・ヘミングさんも、ホセ・ムヒカ大統領も、
正しい行いをして、質素な暮らしを選んでいるのです。
納得して選択しているのですから、
心も満足、お金も満足。
どうですか?
あなたは、今の自分に満足していますか?
質素が正しいのではなく、
『自分自身で選ぶことのできる』質素が
にこうさは、いいと思うのです。
ヒカキンさん(寄付1億円)や、
はじめしゃちょーさん(寄付1千万円)
の行いは、誰でも真似できることではありません。
お金があるない、ではなく
その金額を寄付できる器の人は少ないと思います。
彼らは、夢を叶えた人たちなので
質素を全面的に出してはいけない存在ですが
わりに、学生と同じようにコンビニ弁当とかですよね(笑)
彼らもまた、選んでいるのです。
にこうさは、自分の大切な時間は
大切な人のために使いたいと思っています。
もちろん、家族との時間も
友達との時間も、お客様との時間もそうです。
『時は金なり』と言いますが、自分の時間は金に等しいくらい、
いえ、それ以上に価値を見出す
魂を活かさねばならない時間にしたい、と思っています。
だから、活かされた時間を何かに変換することは、とても大事だと思うのです。
それは、魂の課題をクリアする時間だったり(陰)
きちんと稼ぐ時間だったり(陽)。
どちらに偏りすぎてだめ。
あなたは、貴方の時をどうしたいですか?![]()
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