かつて子どもだったあなたと少年少女のための── ミステリーランド

『ほうかご探偵隊』読了

 

五年三組の藤原高時が、朝学校の教室に着くと、既に登校していたクラスメイトがザワついていた。そして男子の学級委員・神宮寺秀一に「高時くん、君は楽器を分解して鑑賞する趣味でもあるのか。」と訊かれる。そんなわけないだろうと自分の席を見てみると、五年生になってからは使わなくなったので後ろのロッカーに放置していたソプラノリコーダーの、口を付ける部分の部品と、一番したの部品が机の上にまるで操縦桿のように立てて置かれ、真ん中の筒の部品が盗まれた状態だった。

 

実は五年三組は、一月末にクラスメイトで一番絵の上手い男子が授業で描いて全員の絵が貼ってあった中から一人だけ盗まれ(盗まれた絵に思い入れがないので本人は気にしていない)、その次は学級委員がクラスで寄付活動しよう!と作ったとても大きな張りぼての招き猫の貯金箱が盗まれ(クラスメイト達は非協力的で結局中はカラ。大きな張りぼてなので教室にあると邪魔扱いされていた)、五年生のの女の子が飼育係の女の子が一人で世話をしていた(男子の担当は大人しい女子に丸投げして世話を放棄していた)ニワトリが外の檻の中から姿を消し…と、なぜか五年三組の持ち物や世話していたニワトリが盗まれる事態が頻発していた。

 

ニワトリ以外は持ち主やクラスメイトがいらないと思っている物ばかりで、探偵小説が大好きな友だちの龍之介が謎を解こう!と高時に持ち掛け、同じく探偵小説が大好きな高時はこころよく承諾。調査に乗り出す。

『ほうかご探偵隊』

 

 

 

単行本の表紙裏表紙(唐沢なをきさん)は、クラスで盗まれた物と探偵隊の子たち全員描かれている。猫のイラストは、学級委員の神宮寺くんが作った招き猫の張りぼて貯金箱で、クラスメイトからブサイクで可愛くないって大不評なんですが(あと一抱えくらいの大きさで教室にあると邪魔だと掃除道具入れに押し込められてしまっているのが、神宮寺くん可哀想…本人は真面目で一所懸命なんだけど、クラスメイト達からは「から回ってる」という認識をされている)、このイラストの招き猫はなかなか愛嬌があって可愛いと思う。子どもたちの絵も可愛くて好き。

 

クラスメイトからの認識はそんな風な神宮寺くんと、飼育係の大人しい女の子(成見沢めぐみちゃん)がお気に入りです。飼育係の男子に全部押し付けられても一人でニワトリ(三太)の世話を朝早く来て世話し、放課後も世話しでとっても真面目で優しい子だから。他の子より一所懸命な子が好き。逆に押し付けてる男子みたいな子は昔から嫌いです。スポーツ万能でサッカークラブのエースで顔が良いから他の女子達は何も言わないし赦しているそうですが、結婚したら妻と共働きでも家事育児全部妻に押し付けて自分は「仕事忙しい」って言って何もやらない夫になってる未来が見える(奥さんは顔で夫選んで失敗したと後悔する)。神宮寺くんは自分も家事育児を率先してやろうとするけれど、奥さんから「違う、そうじゃない」っていうやり方しちゃう夫になってそう。でも一所懸命考えてやろうとしてるのは判るから、しょうがないなぁもう。と思われつつ仲睦まじい家庭を築いていそう。

 

 

一か所作中で気になったのが、子どもたちのことを「生徒」と書いていること。小学生なんだから「児童」では?

文庫版では修正されているかもしれませんが。(単行本で間違えたままなのは、担当編集者や校正の人の見逃しもあるので、作者だけのせいではない)。私がこの違いを初めて知ったのは、小学校の時に先生から、「中学からは~」っていう説明された時が最初のはず(多分)。中学生のお姉さんになるとそうなんだって感慨深かった記憶。

 

 

小学生に読ませられる内容だったし、日常の謎系の本格ミステリになっていてその点でもその真相に子どもたちはビックリして

面白いと思うと思う。大人が読んでも十分面白いし。(『ミステリーランド』のシリーズにおいては、私はまず『小学生に読ませられる内容か』を一番重視しています。その上で子どもたちが読んで推理することも出来るレベルだけれど、大人が読んでもちゃんと面白いって作品がその次に重視。大人が読んでも面白いが先にきているせいで、小学生に読ませるにはあまり相応しくない真相(事件の発端など)や裏側の作品だと評価悪い感想書いてます。)

 

 

最初の時点で、私のお気に入りが学級委員で一所懸命な神宮寺くんと、他の男子に押し付けられても一人で真摯にニワトリの世話していた飼育係の女の子になったけど、私の目に狂いはなかったなぁと思った。

 

探偵役の子も魅力的だけれど、私は神宮寺くんと飼育係の女の子が一番魅力的に思えた。あと途中から登場した一年生の妹を大切にしているお兄ちゃんな子(両親共働きで忙しい)も好きだなぁってなりました。あともう一人この子好きだなって子いますが、ちょっとネタバレなので(事件の真相には関係ないけど、結末にはちょっと関わってくる)。

 

見た目や才能で魅力的な子だと書かれてる(女子にモテる)のはサッカークラブの男子だったり、絵の天才の子だったりですけどね。

 

最後の主人公と探偵役の子が二人で本屋さんに行って、探偵役の子が言ったシーンが好き。すべて推理小説家が、子どもたち(大人の読者にもですが)に言って(思って)もらえたら嬉しいってシーンだろうなと思う。

 

舞台の小学校は、県名は書いていないけれど、静岡県だろうなと。社会科の地理で習ったことからこの県がどこか?を子どもに考えさせるために敢えて細かい情報だけ書いて(何が見えるか?何が有名か?どんな県民性か?)県名は書かなかったのかなぁと思ったりしました。何が見えるか?は他にも当てはまる県あるけれど、何が有名か?どんな県民性か?の部分でどこか絞る的な。子ども向けの小説で、こういう部分に注目して企画してみるのもありだなぁと思いました(児童書の編集部が、教科書作ってる会社と)。

 

ミステリーランドシリーズ読んでる時期と作中の季節が一致することはほぼないんですが(春休み夏休みが多かった)、この作品は最初の盗難事件が1月末の冬で季節がほぼ一致したので、感想上げるのもその日にしました(作品自体はもう少し手前で読んでいる)。

 

 

 

青い鳥文庫は少年探偵団シリーズ全巻では出してないっぽい。手に取るきっかけの二冊って感じなんでしょうか(イラストも現代の子ども向けだし)。でも他社が出している全巻セットは売り切れ。

 

 

 

 

『京都三条大橋に、つい鴨川に下りたくなるの、なんでやねん?』

寒いからなのか、アレの影響なのか、京都観光客少なく見える??川の傍はより寒いのと桜の名所だから冬は少ないとかで神社仏閣がある場所に集中してるのかな。

 

ちゃちゃ入れマンデー『あの人だかりはなんだSP』

奈良のキッチンカーのピッツァのお店、テントで食べるのいいな。

物寂しい場所に店舗構えて行列が他店や近隣住民の迷惑にならない場所な兵庫加古川の千成亭はそういう意味でも好感度上がる。行列で迷惑かけてんなぁって路面店見かけると、味に自信があるなら迷惑にならない辺鄙なところに移転してお店構えたらいいのにっていつも思ってるから(そういう店舗には美味しくても並びたくない…隣のお店に迷惑かけてる…ってソワソワしてしまう…店員増やして並ばせる場所を離してほしい)。寂れに寂れたシャッター商店街とか。

淡路島の酪農家さんの力になりたいと沢山チーズ作ってる人気店の店主みたいな、地元愛がある料理人さん好き。こういう人が一人いるだけで酪農家さんが助かるっていうのも凄いことだなぁと思う。他者への影響力が良い意味で絶大な人。

 

 

↓客層は40代以上。胃に優しい、優しい味の鴨鍋が名物だから、コッテリガッツリ系を求める30代までの若い層がいないのはなんか納得。

 

 

東大阪市文化創造館

https://higashiosaka.hall-info.jp/access/index.html

八戸ノ里駅近くに、コンサートや舞台観劇が出来る施設が新しく出来た。忍たまの舞台もココでやるらしいのですが、この沿線に刀剣乱舞で有名な石切駅がありますし(石切参道商店街には忍者の携帯食だったという、下手すると歯が折れるレベルの滅茶苦茶堅い小麦粉のお菓子があります)、観光名所の大和西大寺駅とか奈良駅。大阪方面に乗れば忍たまの聖地な尼崎なので、2.5次元の観劇以外の時間は他の地域に観光に行ける、なかなか良い立地だと思います(八戸ノ里自体は観光地じゃないから、他の劇場より土地はちょっと安いとかだと思う)。八戸ノ里には司馬遼太郎記念館がありますし、有栖川有栖『捜査線上の夕映え』に登場する布施警察もココにあります(駅を挟んだ反対側)。ビャンビャン麵が有名なお店もこの沿線(学園前駅)。焼肉が有名な鶴橋もすぐだけど、観劇の前には行けないだろうなと(ニオイがね…)観劇後向け。文化創造館自体にも本格ピッツァが食べられるカフェがあるのが良い。

 

水野真紀の魔法のレストラン 寒くても大丈夫駅直結行列グルメ

https://tver.jp/series/srz2porp5q

ちゃちゃ入れの方でも取り上げられてるトンテキのお店(笑)一週間のうちに二番組。放送局が違うけど収録は一緒にやってもらったのかな。開店前か開店後に時間取ってなんだろうし。→ちゃちゃ入れと合わせてこのお店だけ見返して観たら同じお客さんがいるから同じ日で確定かな。髪の赤い眼鏡かけた男性。他の人が撮影NGだからこの人に二局ともインタビューしたんだろうね。