つい最近モラハラによって、世間で言われる連れ去り別居をされ協議離婚へと発展し、離婚手続きに至りました。

 

元妻の主張としては、過度のモラハラによって婚姻関係の継続が難しいため、離婚したいとの事でした。

 

連れ去り別居ですが、子供を連れて家出をされた当日はパニックになり何で自分がこんな酷い仕打ちをされないといけないんだ!

 

最愛の我が子を無断で誘拐するなんて!という被害者意識が物凄く強いです。

 

いま振り返ると、モラハラをしてしまう男性は相手がなぜそう至ったかを深く考えません。(自分もそうでした。というより考えられないと言ったほうが正しいかもしれません)

 

そして、あらゆる手段を使って相手を止めようとします。(権力・財力・圧力・恐怖・脅し・恫喝)

 

ここでもまだ自分が異常なことをしていることに本気で気づいていません。

 

決して嫁がきらいなわけじゃないんですよ?きっとモラハラをしてしまう男性は多くの方が妻に感謝をしているし、妻を好きだと思います。

 

そう好きだから無意識に何がなんでも止めようとするんです。離れてほしくないから。

 

でも、妻が子供を連れて家を出るということは、最後の選択です。

 

それまでは多くのことを天秤にかけたり夫のことを考え我慢してくれています。

 

家を出る=一生添い遂げない覚悟・子供に不憫を強いる覚悟・バツがつくという世間体・結婚を維持できないことに対して両親・義母義父にも申し訳ない気持ちも持っています。

 

これを覚悟するのって、相当なことなんですよね。。。

 

それでも、強硬しうる要因が夫によるモラハラです。

 

僕の元妻もそうでした。

 

当日は、そこまで回想できなかったのですが1日2日3日を時が経つにつれて自然と冷静になり、なぜこんなことになったんだと?

 

この時も自分は、まだ自分がモラハラをしていることに気づいていません。

 

確かに酷いことを言ったりしたけど・・・それは君が!って脳が自然と変換してしまうんです。

 

君がそんなこと言うから、こんなこと言ってしまったんだろ・・・喧嘩両成敗だろ・・・と。

 

こうなってしまったら、本人だけでは事の理解をすることは不可能です。

 

僕の場合は幸いにも、生まれつき持ったコミュニケーション能力で別居されたことを相談できる友達がいました。

 

この時、自分を美化せず本当のありのまま今まで元妻に喧嘩の際に放ってしまった言葉を友達に話してみたら

 

その友達はこう言ったんです。え?それを1年も我慢してくれたの?と、そう元妻は物凄い我慢をし耐えてくれていたんです。

 

そして友達はそのまま自分の悪いところを同じ口調で放ってきたのです。

 

この時気づきました。ああ、なんて酷いことをしてしまったんだろ・・・と。

(多くの人はここでも気付けず協議・審判・裁判と段階を経て離婚に進みます)

 

気づいた後に襲ってくる走馬灯のようなフラッシュバック。

 

8時間夜通し理詰めをしてしまったことが覚えてるだけでも2-3回

 

買い物・デート・お出かけ・ショッピング・旅行 この時にも相手は何も悪いことをしていないの自分が正しいと思い理詰めをしたこと覚えてるだけでも12−3回

 

喧嘩になり、家を追い出したこと4-5回

 

元妻なりに最善を尽くしてくれた家事に文句や苦情を言うこと14−5回 (自分はもっとできないのに)

 

そんなことを思い出してくると、よく1年も我慢してくれたな・・・と申し訳ない気持ちが襲ってきます。

 

あとは、元妻がかけてくれた優しい言葉・態度 自分を受け入れてくれる心の広さ。

 

そんなことばかり思い出します。

 

自分はそこで、これ以上悲しませたくない辛い思いをさせたくない。

 

愛してるからこそ自分が変わらないといけないと決断し、全て向こうの要求を飲む形で即日離婚に同意しました。

 

 

はっきり言います。離婚を経てこの心境を分からないとモラハラは治らないと思います。

 

 

自分がなぜそんなことを言ってしまったのか、そうゆう考え方や受け取り方をしてしまうのか本気でわかりません。

 

きっと幼少期の両親の影響や環境の影響も多いでしょう。

 

自分の場合は都会に生まれ育ち、芸能人の子たちが同級生、スノーボードはヘリをチャーター。

 

そんな恵まれた生活をさせてもらいました。

 

悪いことじゃないんです。でも子供の心は純粋です。すげー・かっこいいー・いいなーと多くの人に言われて育つと自分は特別な人間なんだ!と錯覚して成長してしまいます。

 

だから何か失敗があったり、恥ずかしいと感じることがあると何としても隠そうとします。

 

そういった事の積み重ねが自分のモラハラ体質を作り上げてしまったのかなと、今は分析できています。

 

全ての人が、同じ境遇ではないですが共通点はあると思います。

 

モラハラをされている側は、相手にモラハラだよって直接いうことは難しいです。

 

モラハラ=悪い事となってるイメージがあるので、それを伝えることで認めないし余計発狂するからです。

 

私は元妻が覚悟を決めてモラハラだと思うって言ってくれたおかげで少しづつ認識が変わりましたが完全には修復できず

 

引き続きモラハラをしてしまいました。

 

でもモラハラをした後は言いすぎたな。。。って認識はあるので謝ります。

 

 

相手はどう感じるでしょう?

 

 

すごい酷いことを言った後なのに、けろっと謝れて何も気にせず普通に会話をできる異常なやつという認識です。

 

こちら側は悪いことを言ったけど悪意はなかったし謝罪したから許してくれるよね?っていう認識です。

 

これが徐々に溝を作り終いには離婚という形に至りました。(我慢の限界というやつですね)

 

モラハラによって離婚すると、その後の面会交流も弁護士を通したりどんなに後悔しても今までのようなコミュニケーションは取れません。

 

子供にも月に1回しか会えません。

 

毎日何も食べれなくなるぐらい落ち込みます。本当に不幸な気持ちになります。

 

今このブログを読んでる人には、こんな気持ちにはなって欲しくない・・・

 

僕からできるアドバイスは、相手から、このままではやっていけない・話し合いができない・喧嘩したら一旦どっちか外に出たりしない?等の提案があったら、気づいてください。それは妻たちが勇気を振り絞って出したSOSサインです。

 

 

しっかり耳を傾けてあげてください。

 

 

そしてモラハラを受けている人達が、どうこの状態を変えれるかと悩んでいたら

 

まずは、何も言わず喧嘩が始まったら録音してみてください。そしてそれを事前告知なしに共通の知人のいる前で聞いてもらいましょう。

決して直接相手に聞かしたり、警察や弁護士に聞かせるのは最初はやめた方がいいです。

 

モラハラ夫は裏切られた気持ちや・自分を卑下にされたように感じ余計ひどくなります。

 

できればモラハラ夫の知人とかがいいかもしれません。

 

そこで自分の異常さと向き合えれば婚姻生活は維持できると思いますし、気付けなければいつか離婚になります。

 

 

相手の人生の為にも、すぐ離婚に動いてください。