‪選手会主催のファン感謝祭のチケットの売れ行きが芳しくないらしい。‬

‪完全に選手主体なので、中身は把握してないが、売れない理由は何処なのか考えてみる。‬


①企画さえ良ければ売れると思っている。
今回の中身の良し悪しついては触れませんが、
来年のオリンピックに出場する選手自ら企画を考え、そして実際に会えて、交流出来る機会というのは貴重であるのは間違えない。
だからといって売れるとは限らない。
伝わらないと開催してる事でさえ気付いて貰えない。伝える事の大切さ。

②伝え方
SNSで発信したからといって、売れるとは限らない。
SNSのフォロワーが10000人いても、来てくれる人はそんなにいない。
『ふーん。へぇ。』というくらいで、情報とは、基本的には流れていくもの。
フォロワーのうち熱狂的なファンがいるのは何人なのか?フォロワーの数に惑わされない。

③直接送る
Twitterフォロワーが300万人を超える、堀江貴文さんでさえも、自身が出演する舞台の案内を直接送る事をされる。
直接だと参加可否に関わらず、開催してる事は伝わる上に、連絡を貰った人は特別感を得る。
断ったとしても、次回は行かなくては!という気持ちになる。大切なのは、自分の熱量をちゃんと伝えられる人にしっかりと伝える。

④初心を忘れない
フェンシングの全日本選手権も今では渋谷公会堂で3000名を超える人に来場して頂くが、2017年の改革一年目は、チケットは殆ど手売り。そんな簡単には人は集まらない。地道さを忘れない。汗をかいてなんぼ。

⑤開催する意味
選手達は協会や選手会と雇用関係にないので、
「競技に関係ない事を頑張っても収入増えないし」
と思う選手もいるだろう。
ただ、選手を雇用している会社も選手自身の人気がでる事を望んでいる。
勝っても露出が少ない競技では、そもそも雇用しようとすら思わないので、業界全体が盛り上がる事が、自分自身の価値を上げるだけでなく、雇用している企業にとってもメリットとなる。

極端な話、1番を取れなくても、スポンサーやテレビからの引きが多い選手もいるので、必ずしも
『勝つ=価値』
だけではないと言えるだろう。

また、このような機会を学びの場としてとらえ、

コンセプトを描き
ターゲットを決めて
コンテンツを固め
金額を設定して
必死に売る

という作業が選手時代に出来る事が選手にとってはめちゃくちゃいい機会になる。
スポーツ選手にも関わらず、こんな事が出来た!というだけで意外性からニュースにすらなる。

選手達には目の前の利益やお金だけを追いかけるのではなく、取り組みや姿勢で「信用」
を勝ち取り、その「信用」で次のチャンスを手にして、また全力で取り組む。というサイクルを生んでいってほしい。

結果、選手自身が自立し、自分で考えて行動し、協会に頼らずとも自ら突き進んでいく事を競技を通して学んでほしい。

結局何が言いたいかと言うと、是非、選手会主催の『ファン感謝祭』に皆さんに行って欲しいという事です🙏