村上さんの他の作品よりもリアルで強い混乱を感じる。
触ってみたら、ざらっとしたりひやっとしたりぱさぱさしたり
思ったよりも重かったり、という。
ミドリのぶっ飛んだリビドー 抗いみたいなものの強さ
レイコさんの静かな音楽と涙
ハツミさんのミッドナイトブルー
個人的には。
きっとこれらの破片をもっとキレイに、技巧的にまとめることは
村上春樹の腕なら簡単にできたんだろう。
けど、そうしなかったように思う。だからこそ。
触れられるくらいの混乱を引きずりなぎ倒すような強さでここに残す。
『ねえ、あれは本当に淋しいお葬式だったんだ。
ここ以降の混乱がとても痛くて、ほの暗くてつまり灯はあって、
大好きです。
