⭐️안녕하세요!アンニョンハセヨ〜!


このページは防弾少年団を家族に見立てた妄想ショートストーリーから派生した、読み切りのお話です。冒頭にいつのお話なのかは説明文がありますのでまずはそこからお読みください。登場人物などの詳細は登場人物紹介をみてね!









SPEAK YOURSELF 



朝からジニもホビもバタバタしていた。町内の子供会のお手伝いだ。二人は朝早くから支度に駆り出され、2人は子供を夫にお任せして家を出ていた。


ジニの作っておいてくれた朝ごはんを食べるナムジュンとテヒョンのキム家。ユンギが作った朝ごはんを食べるミナとジョングクとユンギのユン家。どちらの家庭も静かな朝にはならず大騒ぎ。


テヒョンはアッパとお話ししながら美味しい美味しいと朝ごはんを食べていた。でも、お箸からツルッとキンパが床に落ち、落としたことに気が付いたナムジュンが拾おうと座ったまま体を捻ったまでは良かったものの体が硬いのが仇となって変なところが攣り椅子から転げ落ちた。テヒョンはアッパが椅子から落ちたことにびっくりし慌てて動いて牛乳をひっくり返した。牛乳はテーブルをつたうように流れテーブル下に滴りナムジュンをぴちゃぴちゃと牛乳浸しにした。一方ユン家ではジョングクとミナはご飯だと言うのに喧嘩をしていた。なんていうことはない。食卓に着席したのはどっちが早かったかと、そんな言い争いをしていたのだ。『いいから食べなさい。』と言うユンギに、どっちが早かったかと詰め寄る。ユンギは『そんなのどっちでもいいから早く食べなさい。』と言った。ジョングクもミナも口喧嘩を止めない。『やるなら外でやれ!』と一括してから『食べなさい。』と言った。ホビがいない朝、ユンギの怒りを収めてくれる人はいなかった。二人のお父さんは朝から試練のような時間を過ごしていた。


『はー。』


隣の家とはいえ、聞こえるんじゃないかというぐらい揃ったため息を二人はついていた。



床の牛乳を拭きながらナムジュンは、


「ほらほら食べちゃって、食べたらお祭り行くんでしょう?」


ナムジュンの問いかけに、


「うん。ぼく、ヨーヨー釣りがしたいんだぁ。」


テヒョンが嬉しそうに答える。おっとりゆったりご飯を食べるテヒョン時間のテヒョン。そんなテヒョンはアッパからお祭りのことを話しかけられ考えがヨーヨーに移ってしまいご飯を食べていることを忘れて箸をもったまま空中でヨーヨー釣りを始めた。


「ほらほらまだご飯の時間だよ。食べたら行こうね。」


ナムジュンは空想に入ったテヒョンにしまったと思い、慌てて食事に戻るように話しかけた。いつもジニからご飯の時はご飯に集中させないとご飯が終わらないと言われているのに、、、ナムジュンは反省しながら床を拭き、テヒョンが床に落としたキンパを拾い上げ、そしてそれをパクッと口に入れてもぐもぐした。そして立ち上がり、自分を見上げてにーっと四角い口をして微笑むテヒョンに『モゴモゴ(食べて食べて)。』と促し、自分もキンパを2つ一度に口に入れ、大きく口を動かした。そして牛乳を拭いたティッシュを捨てジーンズで手を払いテヒョンの隣に座った。その時、牛乳で濡れたシャツが冷たく脇に引っ付いたが一瞬そこをチラッと見てまぁいいかとまたご飯を食べ始めた。


「アッパー、ウーユー(ぎゅーにゅー)。」


ナムジュンはそう言われてテヒョンに紙パックから牛乳を注いでやった。



ユンギに怒られたジョングクとミナは相手を牽制しながらもモグモグとお利口に食べていた。今朝はパンだ。バターとジャムをたっぷり塗ったパンにおかずはスクランブルエッグとウインナーだった。ジョングクは美味しそうに大きな口でパンに齧り付き、牛乳をゴキュゴキュ喉を鳴らしながら飲んでいた。そしておかわりをコップに注ぐ。牛乳は勢いよく注がれ、少しこぼれてしまった。それを見ていたミナは当たり前のようにティッシュでさっとそれを拭いた。ジョングクは、


「ヌァ〜。」


と優しく言った。それを見てユンギは、


「モゴモゴ、モゴバ(ほらほら食べて食べて)。」


ホビが切ってくれていたリンゴのお皿も2人の前に近づけた。2人は嬉しそうに笑ってリンゴも食べた。


どちらの家庭もなんとか朝ごはんが終わった。



「テヒョナー。」


外から元気な声がする。


「テヒョン、ミナちゃんがお迎えに来てくれたようだよ。」


「うん。」


靴を履いて玄関で待っていたテヒョンはミナの声に急いで立ち上がり玄関を飛び出た。


「アッパ、早く行こう。」


テヒョンに急かされてナムジュンも急いで靴を履いて外に出た。外に出ると、


「おー、ナムジュナー、」


ユンギはそう言いながら、片手を上げた。サンダルに半パン、斜めに鞄をかけていた。そして、


「暑いなー、今日。まだ朝だぞー。」


って天を見上げて言った。ナムジュンは本当ですね。って返した。子供達は大騒ぎで、早く行こうとはしゃいでいる。


お祭りは町内の公園で行われた。子供会と婦人会が中心となって行われる。それでジニとホビが駆り出されているのだ。2人はヨーヨー釣りのコーナーを任されていた。


早速ジニを見つけたテヒョンが『オンマー。』っと言って走り出した。それに応えるようにジニは『ウリアドゥルー(うちの息子ー)』と大きな声で答えた。ミナとジョングクも走ってオンマたちのところに駆け寄る。


「オンマ、ぼく、ヨーヨー釣りしたい。」


走り寄ったテヒョンがそう言うと、ミナもジョングクもやるやると嬉しそうだ。そんな三人に、


「券が売ってるからまずそれを買ってきてね。券がないと遊べないんだよ。」


とホビはテヒョンに教えた。テヒョンはナムジュンを振り返り、


「アッパ、お金ちょうだい。」


とナムジュンに向かって手を差し出した。ナムジュンはお財布を出そうと鞄に手をやろうとして、自分が手ぶらで家を出てしまったことに気がついた。慌て身体中を触りまくり財布を本当に持っていないのかとばたつく。そんなナムジュンを見て、ユンギがめちゃめちゃ信じられないって顔をしながらどうせミナたちにも券を買うだからって一緒に券を買ってナムジュンに渡してくれた。


「すいません、ヒョン。」


恐縮するナムジュンにユンギは、


「おー、」


とだけ一言。券を貰ってテヒョンもミナもジョングクもヨーヨー釣りをして、ヨーヨー釣りが終わったら子供達はかき氷を買ってもらい、ナムジュンはまたまたユンギに向かって、ヒョン〜〜といいながら感謝した。


子供達はかき氷を食べ、ユンギとナムジュンはビールを飲んでいたところに、お手伝いの終わったジニとホビがやってきた。


「お疲れ様。」


そう言って出迎えた、ジニはナムジュンにビール私のも買ってきてよって言ったら、


「いや、僕お金持ってなくて、、、」


って言った。


「えーっ、手ぶらで来たの???」


って、ジニにもホビにも突っ込まれ、ユンギは、


「だよなー。」


って言って笑った。ジニは自分でビールを買いに行って、そしてナムジュンの隣にどっこいしょと腰掛けた。


「あー、今日は本当に暑いからビールが美味しいわ。」


そう言いながらジニはかけていたサングラスを外して頭に乗せビールをグピグピ飲み、美味しいわねってナムジュンに顔を向けた。ナムジュンは、あゝ美味しいねって返事をしたが、ん?ってジニの顔を覗き込んだ。ジニは覗き込まれてなぁに?って後ろにのけぞった。それからナムジュンがジニを見ながら大笑いを始めたものだからみんな集まってきてみジニの顔をもて笑い出した。ジニはマジマジもみんなに顔を見つめられ、


「なに、なに、なぁに〜?」


と言った。


「今日は本当に暑かったんだね。」


ってナムジュンは答えた。一緒にお手伝いしていたホビもジニの顔を覗き込もうとサングラスをおでこの辺りまで上げてジノの顔を覗き込んだ。覗き込まれたジニは逆にホビの顔を覗き返し笑い出した。そしてナムジュンに顔を向け、


「もしかして私同じことになってる??」


と聞いた。ナムジュンはホビの顔にも笑いながら、うんうんって大きく頷いた。ジニとホビはお互いに笑った。2人ともお湯でオフできるマスカラをつけていたのだ。それがこの暑さ、そしてサングラスをかけていた2人、サングラスの中が汗と暑さで水蒸気が上がり、2人のマスカラは取れて下瞼に張り付いてしまったのだ。ジニとホビはゲラゲラと笑いながら、


「でも下まつ毛長いと、テテちゃんみたいね、ジニ氏。」


とホビは言い、


「ホビ氏はモリモリプリクラやったみたいよ。やっぱり目が大きいわよね。」


なんて2人でじゃれ合いながらお互いに、取れた?取れた?と言い合っていた。そこにユンギが、


「何、顔にひじきつけてきたの?」


と言って2人に睨まれた。



「さー、お昼ご飯も買いに行こう!」


そうジニが言うと、


「僕ビールがもう一杯飲みたいんだけど、、、」


とナムジュン。


「あと、僕とテヒョンが借りた分のお金もユンギ氏に返してくれないかな?ジニ。」


ナムジュンは続けてそう言った。


「もう、全く財布を忘れてお祭りに来るなんて信じられないわよ。」


ってジニは笑た。


「遠慮するなナムジュナ、ヒョンの奢りだ。」


ってユンギが言うと、ナムジュンはぽりぽりと頭を掻いた。


子供達は氷を食べ終わって公園の遊具で楽しそうに遊んでいた。いつも通りミナがボスだ。テヒョンとジョングクが後を追うように走り回っていた。焼き鳥を食べるユンギから串ひとつもらって子供達を眺めながら無心で焼き鳥を食べるホビがいて、今日もみんな笑顔だった。







ひとり言



ヨロブン、いかがおすごし?

今年最後の日にお話がアップできて嬉しいと思っている1123yousawaです。実はこのお話、8月ぐらいから書いていた、、、、なので、クリスマス会にお話チェンジしようと思ったんだけど、なんかオチがうまくいかず結局夏祭りに、、、姫五郎から、お母さん、お話はちゃんと最後まで書かないといけないよって言われています。来年こそ!!来年こそ!!もっと書くことに時間を割くぞー!!!


今年一年振り返ってみるといろいろあったなぁ。旅行いっぱい行ったな。ヨロブンはどんな年でしたか?


私は来年も今年同様、


今を生きる


でやっていきます。

失敗はすぐに忘れてどんどん過去にしていく。はい次、はい次の精神。

未来は想像しそこにつなげていく。

でも、考えるな感じろ。マスターヨーダの精神も忘れない。


今年ね、今まで意識してこなかったんだけど、流れに身を委ねてみたの。計画を立ててもどうしてもうまくいかない時とかあるでしょう?そう言う時、それを追いすぎない。流れに身を任せてみると意外にこれがうまくいくってことに気がついた。なので来年もそうしようと思う。


私は月を見て綺麗だって言いたいし、太陽を見て今日も照らしてくれてありがとうって言いたいし、雨が降れば長靴と水たまりにウキウキしたいし、部屋に虫が入ってきたって、何か御用?用がないなら悪いけど、おかえりになってって言いたい。(昔玄関を開けたらG様が玄関から入ってこようとしたことあったけど、その時もお引き取りいただいた。)


人生が80年なら、あと何回お正月が来るんだろうか?って考えた時に少ないなぁって思ったし、今できることを楽しみます。


ヨロブン、今年も1年ありがとう。執筆活動はほぼ休止中な1年でしたが、ヨロブンに支えられて今年も1年締めくくることができました。


来年もよろしくお願いします。


ヨロブン、良い年をお迎えください。



1123yousawa拝








写真お借りしました。

※この作品はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありませんが、BTSを愛でたいがゆえ、こんなだったら近くにいてくれそうだなとの思いが詰まっています。しかし実際に彼らに近寄るのは犯罪になることもありますのでご注意ください。フィクションとしてお楽しみください。

This is a work of fiction. Names, characters, 

businesses, places, events, locales, and 

incidents are either the products of the 

author’s imagination or used in a fictitious 

manner. Any resemblance to actual persons, 

living or dead, or actual events is purely 

coincidental. This work is made by all the love 

and imagination of BTS. 

Please enjoy it as a fictional story. 

©︎2018_1123yousawa