⭐️안녕하세요!アンニョンハセヨ〜!


このページは防弾少年団を家族に見立てた妄想ショートストーリーから派生した、読み切りのお話です。冒頭にいつのお話なのかは説明文がありますのでまずはそこからお読みください。登場人物などの詳細は登場人物紹介をみてね!









SPEAK YOURSELF [ユンソク]






💜いつもそこには愛しかない






「ホビ、おかえり。どっちかわかった?」


ユンギ氏は家に帰るなり私にそう聞いた。私はいつも通りのユンギ氏に笑いながら答える。


「あははは。もー、まだわかるわけないじゃないの。そうじゃなくて、出来てた?とか聞くんじゃないの?」


私がそう言うと、ん?と眉根に皺を寄せて、そうだったっけ?と目線を上にして考えた。それから、


「まぁ、僕はどっちでも嬉しいんだけど。」


と言った。


ミナちゃんが一歳ちょっとの冬、私は2人目を妊娠した。病院で検査して報告すると、ユンギ氏はいつも当たり前のようにうんうんと頷いた。そして口角をあげニマニマと笑い顎をさする。


「嬉しい??」


私がそう聞くと、すぐさま私の方に顔を向けて、何言ってんだ??って表情で私に答えた。


「僕が嬉しくないわけないの知っててそう言う意地悪言うよね。」


そしていつものようにうんうん僕は正しいことを言ったと頷きながら、着替えをしにリビングを出て行った。


着替えが終わってリビングに入ってきたユンギ氏は、ソファーでノンカフェインのお茶を飲む私に、


「ミナが出来てから僕たちとうもろこし茶だね、でも僕もこれ好きだけど、なんか日本にいるとさ、麦茶を飲むじゃん、でも、韓国の親戚んちとか行くとさ、夏の冷蔵庫はこれでさ、飲むとほんのり甘くて好き。」


ユンギ氏は我が家はもうずっととうもろこし茶を飲んでいるのにそう言うと、やっぱりいつものように少し眉毛を上に上げてうんうんうんうんと頷きながら隣に座った。


「あ、僕もお茶持ってこよう。」


座ったけど、すぐに立ち上がり台所から、


「ホビ、お茶お代わりする??」


って聞いてくれた。


「大丈夫。」


って言うとまた戻ってきてカップはテーブルに置いて私の隣に腰を下ろして、手を出して見せてって言った。私は今日もらってきたエコー写真を手渡すと、ミナちゃんの時とおんなじようにじーっと見つめて、


「どこ??」


って聞いた。私は笑いながら教えてあげた。


「この丸いところ。まだ2センチぐらい。でも心臓元気に動いていたよ。」


と私が伝えると、


「まぁな、俺の子だから。ミナんときだって、お腹の中から大暴れだったじゃないか。今も元気そのもの。」


ユンギ氏はそういうと、私のお腹に顔を寄せて、


「お前も元気なんだろう。あんまりママを困らせるなよ。」


って囁いて、その視線をあげて私の顔を見たけど、囁いたことがちょっと恥ずかしかったのか、「ウェッ?」って言ってから笑った。


でも、お腹を触りながら、しばらく愛おしそうに私のおかなに手を置いていた。私は話かけた。


「ねぇ、ねぇ、ユンギ氏、胎児ネームどうする??」


「あー、胎児ネームねぇ。」


「ミナちゃんの時は餅太郎だったでしょう。それでやっぱりもちもちの可愛い子が生まれたじゃん。でね、この子にも可愛い胎児ネームつけたいんだけど、何がいいと思う??」


私がそう聞くとユンギ氏は、うーんってちょっと考えたけど、


「黄金マンネだね。」


って、答えた。


「ん??黄金マンネ???もう、マンネ??もう、子供作らないってこと??」


私の問いかけに、


「いや、まぁ、それはわからないけどさ、うちのミナちゃんの下に生まれてくるわけだよ。最強じゃないとダメじゃない??だって、こんなに可愛いミナちゃんの下だよ??最強のマンネじゃないとダメだよね。それに僕、男の子がいいと思うんだよね。だから、黄金マンネ。」


私は、ユンギ氏の言っていることは分かるけど、もう少し説明を求めた。


「ん??なんで男の子がいいの??いつもどっちでもいいって言ってたのに。」


私がそう聞くと、ユンギ氏は、まぁ、これは色々考えたんだけどって顔をしながらこう言った。


「ミナちゃんだよ。可愛いミナちゃん、でもさ、2人目ってママに似るって言うじゃないの。ミナちゃんは僕に似て、ぼってりの一重だよ。これでママに似たぱっちりの二重ちゃんが生まれたらだよ。ミナちゃんが可哀想でしょ。同じ親から生まれたのに、私はパパ似のぼってりの一重なのーってヤキモチ妬くでしょ。だから、二人目はママに似てると思うから、男の子がいいと思うんだよ。それにミナちゃん1人を可愛い姫で育てた方がいい。」


ユンギ氏はそう言い切ったけど、私は聞いた。


「ユンギ氏、また女の子だったらお嫁に出すのが嫌なんでしょ?」


私がそう言うと、私の顔を普通に見ていたのに、図星を当てられた表情に変わって、また私のお腹に話しかけた。


「お前は可愛い黄金マンネ。つけるものつけて出ておいで。」


私は笑った。多分、今お腹にいる子が女の子でもユンギ氏にとっては可愛くて仕方のない子になる。それでも、生まれてくるまでは女の子は一人でいいと思いたい、お嫁に出すのは一人でいい、そんなユンギ氏を可愛いと思った。ユンギ氏は不意に顔を上げて私を見た。


「でも、ホビもほら、男の子も育ててみたいだろ??僕と違っていっぱいよく食べる男の子とかさー、育ててみたいだろう??」


って言って、またお腹に話しかけた。


「お前は黄金マンネ、かっこいい男の子だぞー、だろ?そうだよな?そうだろ??」


ってしつこいぐらいに、私はそんなユンギ氏に笑っていたけど、ユンギ氏はムクっと顔を上げてそれからもう一度お腹に話しかけた。


「元気に出ておいで。待ってるよ。」


って。



それからしばらく胎児ネームは『黄金マンネ』だったんだけど、毎日お腹に呼びかけてもちっとも動かないお腹の中の我が子にユンギ氏は、


「君はグーグーよく寝るなぁ。お前は今日からグーちゃんだ!」


黄金マンネが呼びにくかったのかユンギ氏はあっさり胎児ネームを変更した。胎動なんてまだまだ先のことだよって私は教えてあげたけど、ユンギ氏はグーちゃんでいいんだ、寝る子は育つ!と言って譲らない。だから私たちはそれから、グーグーよく寝る可愛いグーちゃんと呼ぶことにした。


でも、私たちがこの子が本当に黄金マンネであると知るのはもう少し先のお話。






ひとり言



お話のリクエストをいただいたので書き起こしました。私は姫五郎しか産んだことがないので、二人目の妊娠とか報告とかはどんなんなんでしょうね?でも、いつも愛溢れるユンギ氏、心の底から喜んでいると思います。


姫五郎はこのお話を読んだ後に、ユンギが、“ミナ”と呼び捨てにするんじゃなくて、“ミナちゃん”と呼んでいるのが良いね。そこに愛を感じるなんて言っていました。あまりそういうのは考えて書いているわけではないので、姫の着眼点を面白いなと思いました。




ヨロブン今日も良い一日を💜







※お話のリクエストはいつでも受け付けています。但し、お話が生まれるかどうかは保証できません。









写真お借りしました。

※この作品はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありませんが、BTSを愛でたいがゆえ、こんなだったら近くにいてくれそうだなとの思いが詰まっています。しかし実際に彼らに近寄るのは犯罪になることもありますのでご注意ください。フィクションとしてお楽しみください。

This is a work of fiction. Names, characters, 

businesses, places, events, locales, and 

incidents are either the products of the 

author’s imagination or used in a fictitious 

manner. Any resemblance to actual persons, 

living or dead, or actual events is purely 

coincidental. This work is made by all the love 

and imagination of BTS. 

Please enjoy it as a fictional story. 

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