このページは防弾少年団の妄想ショートストーリーです。
オソワ、バンタンエンタープライズヌンチョウミジ?
登場人物
ナムジュン アメリカ帰りプロデューサー
ソクジン 社長室付き秘書
ユンジ(♀) プロデユーサー
ホソク 明るい営業マン
ジミン(♀) 総務
ジョングク 総務フレッシャーズ
テヨン(♀) 所属タレント
バンタンエンタープライズで社会人として働く7人のストーリーをお楽しみください♡
(株)バンタンエンタープライズ
「あ、なら、食べる準備するね。でも本当に食べたれるの?」
ジミンに起こされる形になってしまったジョングクはまだ夢の中にいた。お熱もあるからだろう。ジミンはベッドの脇に体温計を見つけ先に測るように伝えた。
「だから、僕はもう元気なんです。」
全然開いてない目でジョングクはそう言って譲らない。でもジミンは、熱を測り終えるまでベッドの側に腰掛けて待った。体温計は程なくして計測を終えた。ジミンは、
「ほら、熱下がってない。あー、私が起こしちゃったから、」
と申し訳なさそうに言うと、
「ジミン氏が持ってきてくれたご飯食べれば最強なんですってば!」
と、やっぱり何を言っても元気だと譲らなかった。
ジミンは台所から適当なお皿を出して、
「これ使うよ?」
と聞き、頷くジョングクを見てから、お粥を少し入れて電子レンジにかけた。それから、買ってきたスポーツドリンクにストローを刺して、ジョングクのところに戻った。
「ほら、飲んで、トイレは?」
もう一度ベッドの縁に座ったジミンにスポーツドリンクを一口飲んでから手渡し、一瞬考えてからゴソゴソと行きますとベッドから抜け出た。ふらふらっと立ち上がり、『あ〜。』って変な声を出して、ドタンバタンジャーって音がしてジョングクは戻ってきて、
「食べます。」
と言った。ジミンはお粥を手渡した。ジョングクはそれを見て考え込んでいた。そんなジョングクを本当に心配そうにジミンは少し離れたところから食い入るように見ている。
ジョングクはゆっくり口を開く。
「ジミン氏、こう言う時は食べさせてくれるもんじゃないんですか?」
ジミンはお熱はあるがいつものかわいいジョングクに笑った。それから、はいはいとお皿を受け取り、お粥をくるくるっと混ぜて、少しスプーンに乗せて、はいっとジョングクの口元に差し出すと、ジョングクは首を捻り考えてから、
「ジミン氏、フーフーが足りません。」
と言い、もう一度ジミンを見てから、
「フーフー。」
とまた言った。
ジョングクのお口はフーフーと言ったままの下の歯がちょこっと見える感じで開かれ、ジョングクはその表情を変えずジミンを見ていた。ジミンは思いっきり笑った。それから、
「はい、フーフー。」
冷めるように息をかけてあげると言うよりはジョングクの気持ちを満足させるためにジミンは大きくフーフーとお粥に言い聞かせているところを見せた。ジョングクは嬉しそうに笑ってから食べた。それでも、ジミンがお皿によそった分を食べるのが精一杯で、
「もうお腹いっぱいです。」
と言った。
「でも、ジミン氏の顔を見たから、元気いっぱいです。でも、もう寝ます。歯磨きして寝ます。」
と言った。ジョングクはまたゴソゴソと布団から這い出し、トイレに行って歯を磨いている。ジミンはその様子をずっと目で追っていた。ジョングクは洗面所に立って歯を磨いている。ジョングクの視線が洗面所の鏡を通してジミンを見つけて振り返り、歯磨き粉いっぱいのお口で、
「ジミン氏〜。」
と嬉しそうに笑った。でもジミンから、
「お口からこぼれちゃうよ。」
と叱られた。それでもジョングクは嬉しそうに口を濯ぎ、ベッドに戻ってきた。
「僕寝ます。」
そう言うと布団に入り、
「良い夢見られます。」
とジミンに言った。それから、
「ジミン氏、今日は来てくれてありがとうございました。」
そう言うと笑顔を作って見せた。
写真お借りしました。
※この作品はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありませんが、BTSを愛でたいがゆえ、こんなだったら近くにいてくれそうだなとの思いが詰まっています。しかし実際に彼らに近寄るのは犯罪になることもありますのでご注意ください。フィクションとしてお楽しみください。
This is a work of fiction. Names, characters,
businesses, places, events, locales, and
incidents are either the products of the
author’s imagination or used in a fictitious
manner. Any resemblance to actual persons,
living or dead, or actual events is purely
coincidental. This work is made by all the love
and imagination of BTS.
Please enjoy it as a fictional story.
©︎2018_1123yousawa